2015年2月2日月曜日

憲法9条にノーベル平和賞を

昨年も、憲法9条がノーベル賞候補に上がって、話題になった。

受賞はならなかったが、ノーベル賞の中でも独特の位置を占める平和賞候補となると、ちょっとすごいな、と感じた。

憲法9条に限らず、日本国憲法の優秀性を言う人は多い。

だから、守ろうということになるのだろうが。

批判的な人は、その成立過程を問題にする、GHQによる押し付けだと。

しかし、成立過程は問題ではない。

いいものはいいのだ、そのときの最先端を受け入れて、そのなかに伝統を見出す。

万葉の時代から、日本には日本国憲法があったみたいな、受け止め方である。

十七条の憲法の「和をもって尊しとなす」を、9条の原型と考えるような。

現実に70年も平和が守られている国は少ないのだろう。

70年も続けば平和は幻想でなく現実である。そういった人がいた。

しかし、それは世界が賞賛することなのだろうか、そのへんがひっかかる。

たとえ、悪意があってもいい。

たとえば、韓国や中国が日本の軍事力強化にあるいは右傾化にはどめをかけるために、
9条にノーベル平和賞をというのであれば、それれはいいのだが、
日本人が自分阿国の憲法を推薦するというのが、日本人的でない気がする。

日本人はもっと謙虚だと思うのだが。

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