2013年12月25日水曜日

カラシニコフ

カラシニコフさんの訃報を知った。94歳だという。

もちろん、カラシニコフさんと知り合いと言うわけではない。

あたりまえだ。

カラシニコフと言えば、「世界で一番多くの人を殺した銃」である。

その銃を設計した人が、カラシニコフさんである。

小説や漫画でもそういう場面ではよく登場する名前である。

最近では途上国に持ち込まれた旧型の自動小銃として、読んだ記憶がある。

そもそも「字が読めなくても使える銃」というコンセプトでつくられたものだから、
途上国にも入りやすかったのかもしれない。

使用方法が非常に簡単であるらしい。

だから、子供でも使えると言う。

天声人語には子供が使うカラシニコフを読んだ短歌が載せられていた。

おそらく、革命的な銃だったのだろう。

カラシニコフさん自身もそんなところに名を残したくはなかったかもしれない。

そういう時代だった・・。

そう思うほかはない。

2013年12月19日木曜日

猪瀬東京都知事の辞職

結局、もらって、使ってたんだろう、選挙資金に。

だから、やめるんだろう。いろいろ言うけれど。

やめたら、真相は闇の中。もうどうしようもない。

やめるのが一番傷つかなくてすむ。

オリンピック招致の時だって、へんな発言があったりした。

自分が逆の立場だったら、もっと切れがよかったかもしれないけれど。

政治家としては脇が甘かったのかもしれない。

都知事としては、石原維新の会共同代表の後継だったのかもしれないが、
政治家としては、足りない部分があったように思う。

過去最多の得票だったとしても。

同じ作家とは言え、猪瀬さんの方が作家らしかった。

その分、政治家にははまらなかったのではないか。

副知事であった方がよかった気がする。

政治家が選挙資金をもらったってどうってことないと思う。感情的には。

でも、法律が許さないし、だれもそれを認めたりしない。

なんでもっときちんと処理しなかったんだろう。

そのくらいのことはわかってたはずなのに・・・。

2013年12月17日火曜日

三本の矢

今年は「東北楽天」に象徴される東日本の震災からの復興が今年のイメージかな、と思っていた。

実際、ジャイアンツに勝って優勝した楽天は、チーム結成当時のどん底からの優勝である。

まさに震災からの復興とダブルイメージに重なって見えた。

すばらしい、と思う。

それに比べると、サッカーはどうか、と言えば「サンフレッチェ広島」である。

浦和を最後の最後で逆転し優勝、2連覇達成である。

これまたすごいのだが、広島では背景が乏しいと感じたのだが、考えてみれば、「3本の矢」。

これもまた、今年の象徴と言えないか。

そうだ、アベノミックスである。

まあ、いろいろいわれてはいるが、今年を彩ったのはまさに、アベノミックス。

そして、アベノミックスと言えば、金融政策、財政政策、成長戦略の3本の矢。

今年の初詣は広島の安芸高田市の毛利元就の三本の矢のいわれの深い何とか神社に参拝したのだが、
なんかそれと関係あるのかないのか。

たぶん、関係ないのだが、やっぱり何か縁みたいなものを感じる。

我が家では来年の初詣もあの神社へ行こうとの話も出ている。

2013年12月12日木曜日

今年の漢字2013

今年を表す漢字は「輪」に決まった。

清水寺の森清範貫主が大きな紙に大きな筆で書いた漢字は「輪」。

応募の漢字の中で最も多かったのが、この漢字だったらしい。

もちろん、東京オリンピック招致決定、というのが大きな話題だったから、
というのが大きな理由だろう。

ワールドカップの代表に決まったことや富士山が世界遺産に登録されたことも「輪」を示すとか。

「輪になって応援」「輪になって喜ぶ」とかの意味があるのだろう。

自分自身としては、「輪」は「和」に通じると思う。

「和食」も「世界無形文化遺産」に登録されたが、
「和」そのものは、「仲がよい」とかいう意味が元の意味だ。

何年か前の「絆」がそうであったように、「輪」も「人と人のとのつながり」を示しているように思う。

個々に孤立した人々。

今、つなぐ何かに人々の心が集まっているような気がする。







2013年12月10日火曜日

みんなの党、分裂

みんなの党から江田氏ら14人が離党届。

以前離党していた柿沢衆議院議員も加わって、新党を年内に結党する見込み。

年内に結党すれば、政党なんとか金がもらえるから。

それにしても、気になるのは、比例代表で選ばれた議員が離党しても、大丈夫なんだろうか、ということだ。

もちろん、他の既成政党に入れば問題があるが、新党だから問題ないということなのだろう。

公約とかマニフェストとかそういった次元、
あるいは、もっと大きく綱領といった次元で変わっていなければ、問題ないのかもしれない。

「こっちがほんとうのみんなの党だぞ!」って言えばすむことだから。

それはそうだけど、比例区でみんなの党に入れた人は、釈然としないのではないか、とも思う。

維新とならんでここのところ選挙の目玉だったし、
キャスティングボードを握っていたのは、維新とみんなだったと思うから。

実際、秘密保護法案なんて、みんなの党と維新で決まったようなもんだろう。

ねじれが解消して、与党が圧倒的になったとは言え、それだけ維新とみんなの存在感が増したとも思う。

維新ってもともと代表も二人だし、
地方に足場があるのか、中央にあるのかよくわからない二重構造もあった。

その点は、渡部代表のワンマンであるみんなはそういう構造ではないと考えられていた。

少なくとも結党時は。

それがこうなった。

やはり、保守か革新か、根本的なところで割れてしまったような気がする。



2013年12月6日金曜日

秘密保護法案

衆議院を通過した秘密保護法案が参議院を通過しようとしている。

まず、委員会である。

本会議にかけられる前に委員会で話し合われる。

それは衆議院でも同じである。

その参議院の委員会で強行採決がおこなわれた。

審議中に中断して、採決をおこなったのだから、強行採決である。

強行採決であたかどうか、ということに対しては、与党自民党も認める強行採決だったらしい。

ただ、与党側からすると、時間がないとことである。

納得するかどうかは別として、与党側としては必要だからそうしという認識であるようだ。

秘密保護法案の非民主性もさることながら、このプロセスの非民主性はなんなのだろう。

「決められる政治」とはこういうことか、考えざるを得ない。

2013年12月3日火曜日

流行語大賞

昨今は年中行事のひとつにも数えられている流行語大賞。

今年は何と4語も選ばれた。

じぇじぇ、今でしょ!、オモテナシ、倍返し。



「じぇじぇ」はNHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」で使われた東北の方言。

同じ東北地方でも地域によって幾分異なる驚きの表現。

じぇじぇ、ばかりではないようだ。

よく考えてみれば、「ゲッ」というのだって「ゲゲゲッ」と言えば驚きの表現。

これあたりは結構、共通語に近いのではないか。

鬼太郎のゲゲゲではない。(そういえばこれも朝ドラにあった)

番組が終わってあまレス症候群なんてもの現れたし、これも流行語大賞にノミネートされていた。

確かによく流行った。


「今でしょ」東進ハイスクールの人気講師、林修先生がCMで流行らせた流行語。

ちょっと意図的なものも感じられるが、逆にそれがすごい。

漫才師などのテレビタレントでもここまで、流行らせることはできなかったと思う。

すぎちゃんの「ワイルドだろう」とかほんとにかすんでしまう。


「オモテナシ」は滝川クリステルが東京オリンピック招致のプレゼンテーションの時に使った言葉。

正直、これだけは映像だろうがなんだろうが、直接耳にしたことがない。

もしかしたらニュースかなんかでちょっとだけ見たことがルカも知れない。

そういう意味でこれだけは少しランクが下がる。

でも、流行らせようと言う意味合いが少なかったともいえるのでなんともいえないが。


「倍返し」はご存知、「半沢直樹」。

多分原作にも使われているのだろう。

もともと「半返し」というお礼のお返しを指した言葉のはずであるが・・。

まあ、卒業式などに不良が教師におこなう暴力も「お礼参り」っていうから、それでいいのかもしれない。


ともかく、今年は流行語が豊作だった。

審査員だけでなく、私もそう思う。

去年はすぎちゃんの「ワイルドだろう」だった思う。

今までもそのくらいのレベルの流行が多かった。

それを考えれば、10個ぐらい賞をあげて「来年はなし」でもいいくらいだと思う。