2015年11月30日月曜日

ロシア空軍機撃墜

24日、シリア付近で起きたロシア空軍機の撃墜事件で、撃墜したトルコに対して、
プーチン大統領は経済制裁を加えることを決めた。

そもそも、ロシア機がトルコの領空を侵犯したとして、
トルコがこのロシア機を撃墜したことがことの発端である。

その後、ロシアがトルコに対して謝罪を要求したにもかかわらず、トルコはこれを拒否。

28日になり、ロシア側が経済制裁を加えることを決めたものである。

そもそも、ロシア機がトルコの領空を侵犯したのかどうか。

ほんとうに侵犯したのであれば、やむをえないともいえる。

一方で、もし、したとしても、ロシアとトルコの仲がいいのであれば、
撃墜まではしなかったかもしれない。

撃墜したということは、不信の証でもある、とは思う。

ロシア側は、領空侵犯をしていないというのだから、これは、平行線だ。

しかし、トルコが本当に領空侵犯をしていない外国空軍機を撃墜するはずもないだろう。

「まちがえました」ですむことではないし。

クリミアのこともあって、最近ロシアは思い上がりがあるようにも思える。

まあ、何もわからない一般庶民があれこれ考えたところで、どうなるもんでもないのだが、
この問題、どういうことになるのやら。



2015年11月27日金曜日

プリペイド方式

消費税10%時の軽減税率がなかなか定まらない。

今度はプリペイドカード方式だと。

麻生副総理の言うようなマイナンバーカードではない分、いいのかもしれない。

マイナンバーカードはなんと言っても情報が重すぎる。

毎日のお買い物のポイントカードみたいな気軽さとは縁遠いからだ。

マイナンバーカードはクレジットカードよりも重たい。

クレジットカードですら、預金通帳を持ち歩いている感があるのに。



麻生副総理の時も思ったのだけれど、上限が4000円ぐらいに決まっているのだったら、
たぶんみんな全額もらえる。

さまざまな理由で生鮮食品が買えない人はあまりもらえない。

それもおかしくないか。

たとえば、国民全体の3分の一の貧しい方の人達に1万2千円ずつ配るというのはどうだろう。

給付方式の方が絶対いい。

なんでそんなことがわからないのだろうか。



2015年11月26日木曜日

違憲状態

裁判所の違憲審査といえば、「一票の重み」と思われるほど、この問題に注目が集まる。

もっと他にあるだろう、例えば、9条と集団的自衛権とか。

そんなふうに思わぬでもないが、また、昨年末の衆議院議員選挙が違憲状態という判決が出た。

しかし、0増5減という小手先の改革では、あくまで本格的な改革のと途上ということだろう。

「本格的な改革」つまり衆議院と参議院の理想図というのが見えないと、
結局、この問題は終わらないと思う。

まず、衆議院については、一票の重みの原則を貫いて区割りをすることだ。

場合によっては、県境なども越えていいと思う。越えないですむなら越えないほうがいいが。

極論すれば、1票の重みを重視する議院。

しかし、参議院は都道府県の代表であるという原則を離れないで、合区などは設けない。

代表が一人しかいないが、それでもいい。

もっと言えば、比例代表もなくていいのではないか。

どうしても1票の重みというなら、定数も弾力があっていい。

それに1票の重みなんてそれこそ裁判所に判定してもらうことではないと思う。

国会の場で、これを超えると不平等と考えて、こうするという条項を設けるべきだ。

そのへんのことを考えてだれか「たたき台」みたいなのを作って欲しい。

2015年11月25日水曜日

軽減税率の財源は4000億円

4000億円。まず財源ありきである。

そう考えると生鮮食品のみで3400億円、残り600億円はなんらかの給付金に。

まさにこの道しかない。

財源を考えると、ほかにどうしようもないじゃないか。

やっぱり、朝日新聞の社説にあるように、全部給付制にしたら?

軽減税率はめんどくさい上に、必ずしも低所得者に有利にならない。

給付の方が効果的な気がする。

軽減税率がよいのはわかるが、財源を決めていないのが問題だ。

公明党も政権を担当しているのだから、そこのところをよく考えて、やってほしいなあとも思う。

ところで、どうなんだろう?

道州単位で生鮮食品に消費税をかけるというのは?

都道府県単位の方がいいのだけれど、ちょっと狭い気がして・・。

都道府県単位でもいいや、とにかくそうすれば、地産地消が進む。

TTPとかあって、地産地消とは反対方向に進んでいるから、そういうのも手だと思う。

2015年11月24日火曜日

江川、ピーマン、北の湖

20日、元横綱北の湖が亡くなった。

現役の横綱当時、憎らしいほど強すぎて、「江川、ピーマン、北の湖」と揶揄された。

「巨人、大鵬、卵焼き」のパロディだ。

強くて人気のオリジナルとは対照的に、強くて不人気のものを並べたというところだろう。

ピーマンが強いかどうかはよくわからないが、
子供たちは大嫌いなのに、栄養があるから食べさせられたのだろう。

そこへいくと、卵焼きは栄養もあっておいしかったので、
「食べろ食べろ」と言われなくても、喜んで食べたのだろう。

それはそれ、野球では江川。

小林とトレードで巨人に入るという経緯から「わがまま」の象徴とされ、
わがままを押し通すことを「エガワる」なんて言ったりした。

実際はむしろ、社会や組織に翻弄されている「個人」だったんではないかと思わないでもないが。

そして、相撲は「北の湖」。

史上最年少横綱記録はいまだにやぶられていない。

「ふてぶてしい」そんな印象が「嫌い」を増やしたのだろうとは思う。

確かにかわいくない。

まあ、横綱なのだから当然でもあろうが。

それと
増井山と確か同世代なんだよな。輪島は当然としても。

昔を思い出して、ご冥福を祈りたい。

2015年11月23日月曜日

おおさか維新圧勝

大阪府、大阪市のダブル選挙があった。

もちろん、地方選の話で、他地域に住む人とは関係がない。

だが、橋下人気とともに、そのなりゆきを全国の注目を集めていたのは確か。

半年前の大阪都構想に対する賛成反対の住民投票では、僅差とはいえ、反対派が勝利したわけだ。

その結果を踏まえると、今回も少なくとも僅差での決着というのが自然だろう。

有権者の中で住民投票以降何が変わったのか、わからない部分はある。

もっとも考えられるのは、自民党などの他の政党に対案が出せないこと。

大阪はなにかしなければならない。

というのは、共通した考えであるにもかかわらず、
「都構想」が、「この道しかない」わけではない。

そんなところだろうか。

今度当選した維新の候補は「府民、市民と膝をまじえて」という。

「都構想」のどの点をどのように修正するのか、「白紙」にまで戻すことはないのだろう。

結局、半年前の住民投票は、「拙速」を戒めるものだったのだろうか。

「あわてるな」それが「神の声」ならぬ「民の声」だったのだろう。

そんな風に思える昨日の結果である。





2015年11月22日日曜日

采配の問題

プレミア12は、結局3位に終わった。

3位決定のメキシコ戦はコールドゲームだった。

日本にとって勝ちに行った大会だっただけに3位では・・と完全燃焼とはいかない様にも思えた。

やはり、韓国戦。

一度、大谷で圧倒している相手だけに、もったいない、という気はした。

実際、だから、先発大谷、というところだったのだろう。

ところが、この途中交代が裏目に出て、9回逆転でやられる、
というこれまでの日本のお株を奪う攻撃で、反対に負けてしまった。

試合後、韓国は大谷が交代したので、そのあとのピッチャーの珠が遅く見えたと語り、
それを勝因にあげた。

そこまで読めなかった小久保監督を責めるべきなのか。

采配は采配。運もあろう。ここはなんとも言えない。

大谷が、中田が、ベストナインに選ばれた。

実際、それほど活躍した選手は他チームにはいないだろう。

にしても、というべきか、だからこそ、というべきか。

采配を悔やむのは、わたしだけではないだろう。

運もひっくるめて勝敗の責任は監督が負わねばならない。

2015年11月19日木曜日

ガソリン価格

ガソリン価格がまた値下がりしたようだ。

最近は127円で入れているが、勇崎の元浜では、124円だったか。

もっと安いかもしれない。

今は通勤途上で燃料切れランプがつくことが多いので、岡山市でガソリンを入れることが多くなった。

もっと安いところでと考えているのだが、元浜のエネオスは続けて入れないと安くならないので、
初回は言うほど安くない。

特に最近は唐船の交差点を通らなくなったので、不便になった。

何にしても、ガソリンが安いのはいいことだ。

今年は通勤距離が長いから、ちょっと得した気がする。

まあ、クルマのメインテナンスを考えれば、決して得ではないのだが。

そもそも、ガソリン価格の低下は、原油価格の下落が原因だから、今年の冬の灯油価格も安くなるだろう。

だとすれば、暖房費も安くなるはずだ。

日本は最大の輸入品が原由という国だから、原油価格の下落はいろいろいいことづくめではある。

物価目標を設定している日銀などは、物価が上がらないで困りもするが、
庶民的にはありがたいことだ。

そういえば、昨年もガソリン価格の低下はクリスマスプレゼントだと言っていたのを思い出す。

また今年も、一段の下げということだろう。

いつまでつくづくのか、ずっとではないだろう。

値上がりする頃までには、次のエネルギー準備ができているといいな。

シェールオイル、ソーラー、はたまた原子力?

2015年11月18日水曜日

白鵬の猫だまし

横綱白鵬が「猫だまし」を使った。

以前、舞の海が使ったのを覚えている。

奇襲である。

北の湖理事長も、横綱が使う技ではないという。

稽古場でならわかるが・・とのコメント。

それに対して、まあ、反則ではないないし、スポーツなんだから、
ルール違反でもないのに文句言うな、的な反論も多い。

そのあたりが、国技である相撲と他のカタカナで書くスポーツとの違いなんだろう。

それが文化の違いだろうとも思う。

「ルールさえ守れば何をやっても自由」というのと、「モラルまで守らせる」という違い。

でもそれは、他のスポーツでも同じだよな。

野球だって、大差がついた時に、○○してはいけない、
なんて日本人が知らないようなモラルがメジャーにはあったりする。

そういうとき日本人は戸惑うわけだが、
モンゴル出身の白鵬は、日本のモラルみたいなものがしみついていないだけ。

そうも受け取ることができる。

横綱はつらいね。

2015年11月17日火曜日

パリのテロ事件

13日、フランスのパリでテロ事件が起きた。

120名以上死亡し、200名以上が負傷したと言われる。

このテロに関しては、IS(イスラム国)が犯行声明を出しており、
どのように犯行が行われたのか詳しく調べている。

フランスの大統領であるオランド氏は、「戦争状態」であると宣言し、対ISの姿勢を強く打ち出した。

今後、アメリカでもテロが起きるのではないかと言う情報もあるようだ。

ロシア機の空爆もISが犯行声明を出している。

世界から攻撃されているISが最後の抵抗を試みているという見方もある。

日本はISに対して敵対することを表明しているが、果たして何をすることができるのか。

日本人が殺害されたという経過はあるが、日本でISのテロが起こったことはない。

日本はIS敵対国集団として何ができるのか。

それは集団的自衛権とはまた別の次元のようにも思う。

平和憲法下で、平和のために何ができるか、それは、「なるべくかかわらない」とは違うことだと思う。


2015年11月16日月曜日

premium12

昨夜、プレミアム12を見た。もちろんテレビでだが。

WBCとはまた違う、野球の国際試合だ。

日本はWBCと同じ「サムライジャパン」の愛称で、小久保監督が率いている。

バットを刀に見立てたサムライたちが初代チャンピオンをめざすわけだ。

昨日のベネズエラ戦は、8回裏に日本が逆転。

松井で終わらせようとしたところを、再逆転された。

もうダメかと思われた9回裏、ヒットで先頭打者が出塁したあと、
デッドボールや相手側のエラーもあって、満塁とした後タイムリーヒットで再逆転という
非常にドラマティックな、見ている方に力の入る試合だった。

ここまで5戦全勝、とはいうものの終盤で逆転したり、サヨナラ試合があったりで、圧勝は少ない。

もっと楽に勝ってもいいのではないかと思えたりもする。

また、このシーズンオフの国際試合自体、どうかという疑問を投げかける人もいる。

実際,アメリカはメジャーリーが出ていない。

もっとも日本もそうだが、メジャーリーガーのいないアメリカ代表なんてアメリカ代表じゃないだろう。

日本人もペナントレースに集中したほうがいいのかもしれない。

ともあれ、この大会、サムライジャパンから目がはなせない。



2015年11月13日金曜日

NLD

ミャンマーの選挙で、アウンサン・スー・チーさん率いるNLDが
選挙で得られる議席の3分の2以上を獲得したらしい。

議会は過半数をNLDを握ることになり、政権はNLDに委ねられることになる。

しかしながら、アウンサン・スー・チー氏には、亡夫と子供が英国籍という弱みがあり、
現憲法下では、大統領になれない。

しかし、スー・チー氏は大統領よりも上位に立ち、ミャンマーを指導するという。

ずっと続いた軍政下で民主化運動が続けられ、花開いた民主政権でもある。

軍政権とどのように折り合いをつけるかも大切な要素となるだろう。

もちろん、問題は山積みだろう。

しかし、ミャンマーにとって民主化第一歩であることは確かだ。

ミャンマーって、昔はビルマだったよな。

「ビルマの竪琴」なんて「ミャンマーの竪琴」だったら、違和感あるよなあ。

2015年11月10日火曜日

内閣支持率51%

読売新聞によれば、11月度の内閣支持率は51%。

不支持率38%を大きく上回り、安倍内閣は国民からの支持を回復した。

日韓首脳会談をおこなったことやTPPが締結されたことが大きかったのだと思われる。

こうやって安保法も忘れられていくのかなあ、と思ったりする。

次の参議院選のころには、安保法が争点になたりすることはないのだろう。

TPPはデメリットもあるが、成長戦略には欠かせない材料だとも思う。

もちろん、一億層活躍というのも、人口減特に労働人口減を増やすための施策だと思う。

成長戦略を絵に書いたモチにしないためにも、具体的な施策を進めなければならない。

なにはともあれ、安倍で行く。

2015年11月6日金曜日

「航行の自由」作戦

米軍がスプラトリー諸島周辺に、イージス艦を航行させる。

「航行の自由」作戦である。

中国が領海と主張するラインまであと200メートル。

だが、ここまではいわゆる「寸止め」で、これからが本当の「航行の自由」作戦だという。

中国が領海と主張する海域を航行する予定だとか。

日本はどういう立場をとればいいのだろう。

菅官房長官は、積極的に関わるようだし、防衛大臣もそのつもりでいるようだ。

もっとも、「自衛隊が」というわけではない。

シーレーンの安定化と言っても、別の道がある以上、「存立危機事態」にはなりえないわけだし、
「集団的自衛権」を認めると言っても、「限定的」である以上、
即、自衛隊の参加というわけにはいかないだろう。

日本はアメリカを支持するというだけで、安保法成立以前とスタンスが変わったわけではない。

ただ、米軍が航行させたイージス艦は横須賀基地に所属する。

中国の様々な行動に対して、ひとつひとつ是々非々を判定しなければならないのだろう。

大局は友好の方向だとしても。

たとえ、フィリピンやベトナムに頼られても、日本は自衛隊を動かす必要はないと思う。

ここは米軍に賛成するというかたちで、米軍に動いてもらい、
中国を国際秩序の中に収めさせる。

もし、自衛隊が動くとしたら、その後の安定のため、だろうな。



2015年11月5日木曜日

センター後継テスト

センター試験が2019年におわり、2020年から新しいテストがはじまる。

センター以前の共通一次試験がはじまる前年に大学入試を受けた年代としては、
なんだろう、隔世の感があり、どうでもいいかと、と思ってしまう。

ちなみに、河合塾と朝日新聞の調査では68%の大学は「厳しい」と難色を示しているようだ。


たあまあ、問題の中身はかえないといけないだろう、ということだが、
マーク式でどうかえるのかなあ、とおもわないでもない。

問題を長文にし、選択肢20から30にして、複数回答にするとか。

なんかめんどくさいなあ、と思わないでもない。

確かに思考力を見ようとすると、そういうことになるのだろうなあ。

もっと良い方法はないのだろうか。

あるいは、それがいまより良い方法なのだろうか。


東大のように一次は足切り、二次は一発勝負、というのが、結局一番公平なような気がする。

運不運はどうやってもある。

東大だけが大学じゃない。ほんとうにそうなら、それでいいと思うのだが。

2015年11月4日水曜日

核兵器全廃決議

2日、国連にて、核兵器に対する全廃決議がなされた。

156か国の賛成で、日本提案で22年連続で決議されてきたことだ。

これに対して、核保有国らは賛同が得られなかった。

特に今までは共同提案国だったアメリカが棄権にまわったことが、
日本の平和活動の限界を示しているとも評されていた。

一方、オーストリア提案の核禁止決議は128か国の賛成で決議。

日本は核傘下に入る日本は、反対に回っている。

世界で唯一の被爆国日本は、必ずしも世界から、核廃絶のリーダーと目されているわけではなく、
そういう行動をとっているわけでもない。

中国からは「戦争をしかけた日本の結果が被曝にすぎない。その日本に核廃絶をいう資格はない。」

アメリカからは「原爆投下は戦争を止めるために仕方のなかったこと。
そうでもしないと日本は戦争をやめなかった。」

日本が被曝したこと自体、日本が戦争をしかけたからだ。日本が悪いという認識なのだ。

かわいそだと思っても、それは、世界に通用することではないというわけだ。

いずれにせよ、核保有国が賛成しない核廃絶や核禁止が重い意味を持つとは思えない。

2015年11月3日火曜日

従軍慰安婦問題

日本と韓国との間に横たわる、今一番大きな障害だ。

日本側は1965年の日韓基本条約で解決済みとの立場を崩さない。

韓国側はそのときはわからなかった問題だから、解決済みではないと。

法的には解決済みなので、人道的見地から解決を図るというのが、日本側の立場なのだが、
韓国側はあくまで、法的な解決を望んでいるというのだ。

やはり、法律の考え方からして、解決済みということはどうしようもない。

だから、人道的に実質的な支援をおこなう、なんで、それが受け入れられないのか、
そこがわからない。

韓国は名を捨てて実を取るべきだ、と言いたいのだが、
それは日本側のひとりよがりの論理なのだろうか。

それとも韓国は「名」を重んじるから、それでは受け入れられないのか。

これも文化的なものなのか。

どちらの国が何をどう譲歩して、解決を見るのだろうか。

これからも、様子を見なければならない。

2015年11月2日月曜日

日中韓首脳会談によせて

日本側の歴史認識に対して、不満を持つ韓国と中国。

日本が両国を支配してきた歴史は事実で、
それに対して「おわび」の気持ちを欠いてはならないのは確かなのだろう。

だが、事実は消せないからと言って、両国との関係に対して、永遠のものではない。

安倍首相は、その談話の中で、そう述べていた。

「水に流す」日本では、そういう。

せまい島国だから、対立があっても、そんなふうにやりすごしてきた。

和の文化の一端でもあろう。

だから、彼らが「まだ言うか」と思ってしまう。

儒教文化圏において、「憎しみ」はどうとらえられるのだろう。

あるいは、一旦、敵になり、虐げられた相手に対して、永遠に恨みを持つものなのか。

そういえば日本でも、江戸時代、「親の敵」とか言う場合、子供がかたきうちをしても、
犯罪ではなかったような気がする。

「忠臣蔵」なんかでもそうだよな。

あれなんかも儒教、儒学の影響だろう。

中国とかからみれば日本は東夷にすぎない。

そんなやつらに支配されたとあっては、「親の敵」が永遠であってもおかしくないだろう。

韓国は植民地化までされたのだから。

「飼い犬に手を噛まれた」どころではない。

君臣関係が逆になってしまったのだ。

うらみつらみも永遠というのもむべなるかな、である。