2012年9月8日土曜日

電気は足りた・・・

この夏、電気は足りた。だから、原発は要らない。

それはちょっと短絡に過ぎないか・・と思わぬでもない。

まあ、家庭の方はそれでなんとか満足できるかもしれないが、
産業の方はどうなんだろう。

そうでなくとも円高だなんだと言われて、対外的には非常に苦戦を強いられているのに、
このうえ電気までとなっても平気なのだろうか?

将来的には産業構造を変えるとしても、当面はそういうわけにも行かないだろう。

昔のコメみたいに電気をみんなで作って政府が高く買って、安い値段で売るようにする。
電気管理制度みたいな形にすれば、いいかもしれないけれど、
これだけ借金を背負っている政府にそこまで苦労してもらえるか?
と言えば、やはり無理だろう。

それに原発の場合は最悪の事態にそなえているのに、
電気の不足は最悪の事態に備えないというのはやはりおかしいだろう。

どちらについても最悪の事態を想定すべきだ。

原発の方がより重大な結果を生みやすいかもしれないが、
だからといって電気の不足には最悪の事態を想定しなくてよいということにはならないだろう。

電気の不足に関しても、最悪の事態を想定すべきで、それに対する対策を考えるべきだと思う。

だから、今年足りたから原発は要らないというのは、短絡だと思うわけである。

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