2011年5月12日木曜日

電力会社

以前、資産として電力会社の株を買うとよいという話を聞いたことがあった。

アカデミックな話で、ギャンブルとかいうわけではなかった。

というのは、金利が低いため、銀行などに定期預金をしてもほとんど利子がつかないから、
株などに切り替えた方がよいが、株は安定感がない。

けれど、電力会社の株ならばつぶれることもないし安定しているという説明であった。

そのときは納得したし、私も金があったら電力会社の株を買っておこうと思ったものだ。
(もちろん、そんなお金はないから結局買うことも出来なかったのだが)

売ったり買ったりするのではなく、
資産として持っておくのであれば、電力株はこのうえない資産とされていた。

なので、今回の原発事故のようなことがあり、補償なども考えると、
東電破産なんてことも選択肢としては当然あるのだろうと思う。

そう考えると、株はこわいものである。

また、逆にこれほど「安定」が言われた電力会社だから、
見えない問題点も多かったのではないか。

原発だけでなく、組織のあり方から根本的に見直すチャンスでもある。

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