2015年1月29日木曜日

石油カンフル

日本が高度成長を続けたのは1950年代の後半から。

特に何年という明確な区切りがあるわけではない。

しかし、この高度経済成長の終わりは明確だった。

1973年のいわゆる石油危機、オイルショックである。


その後、バブル経済を経て、日本は長い停滞期に入る。

小泉さんあたりのころに、なんだかよくわからない好景気みたいなのがあった。

けれど、デフレ基調の不景気が続いているのは確かである。


アベノミクスうんぬんは言うけれど、庶民の実感レベルには程遠い。

それにくらべ、このところの原由安は実感を伴う。


ガソリンしかり、灯油しかりである。

産業全体への影響も大きいはずである。

もちろん、影響は限定的といえなくもないが、日本の輸入品の第一位は原由である。


これが現在のように大幅に値下がりすれば、経済全体への影響も小さいはずはなかろう。

しかも当分続きそうだという事だから、しめたものである。


オイルショックの逆のオイルカンフル。

ここから日本の経済の立ち直りということを考えるのは「夢想」に過ぎないのだろうか。










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