2009年8月22日土曜日

8月22日(土)晴れ  最高裁判所裁判官

  8月30日の衆議院総選挙の際に、最高裁判所裁判官の国民審査が行われる。

憲法にのっとったシステムで、問題はない。

というより、三権分立にとってとても重要なシステムである。

もとより、立法、行政、司法の三権は、国民にその権力が由来しているわけだから、
立法府である国会には「選挙」、行政府である内閣には「世論」
そして、司法の府である裁判所にはこの「国民審査」があるわけだ。

国民がこの三権をコントロールしているわけである。

しかし、この国民審査だけは、機能しているようには思えない。

この制度ができてから、国民審査でクビになった裁判官はいないはず。

実際、名前を聞いたこともない裁判官に×をつけて、投票なんてできない。

結局、何も書かずに投票することになるわけだ。

国民が裁判所をコントロールするためなら、裁判員度の方がまだましな気はする。

裁判員制度はそのためのものではないが、そういう意味もあるのかなとふと思う。

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