2013年9月25日水曜日

噴飯もの

2012年度の国語に関する意識調査の結果が公表された。

まず、「噴飯もの」。

「噴」という漢字のイメージからだろうか、
「腹立たしくてたまらない」を選んだ人が、全体の半数近くを占めた。(49%)

正しい意味である「おかしくてたまらない」を選んだ人は20%しかいなかった。

正直、自分でも誤答を選んだと思う。

「噴飯」というのは、「食っていた飯を吹き出す」という意味で、
「思わず笑ってしまう」ことを表している。

でも、やっぱり、「噴火」の「噴」なので、どうしても「怒っている」表情が想像されてしまう。

それにしては「飯」がなんであるのか、ってことになるのだが、そこまで思いが及ばない。

イメージってそんなものだろう。

他には、「流れに棹さす」「役不足」「気が置けない」があったが、
自分の中では、「役不足」「気が置けない」は、まちがいやすという指摘を何度か聞いたことがあるため、
このふたつはまちがえなかった。

もちろん、それぞれ、
「役のほうが脇により過ぎていて、本人の素晴らしさを演出できない」
「親しい」の意味だ。

流れに棹差すの方は流れと反対方向の動きだと思っていた。

棹は反対方向だよなあ、でも反対方向に竿を指すとはどこにも書いていない。

普通に読めば同じ方向だ。

先入観っておそろしい。
棹の方は、間違った人が59%もいた。

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