2011年6月14日火曜日

脱原発

イタリアの国民投票の結果、94%の国民が原発凍結に賛成という結果が出た。

日本の世論調査では、原発の段階的廃止に74%の人が反対だという。

いずれにしても、フクシマの原発事故の影響であることは確かだが、
当事国である日本より、イタリアの方が影響が大きいというのはどういうことなのか。

日本人が鈍いのか、理性的なのか、そのへんのところがよくわからない。

反原発は集団ヒステリーというのを肯定的にとらえれば、
反応が鈍い方が、理性的という見方もできる。

「核」という、日常からかけ離れた存在に対して、
どう「科学的」であろうとするか、われわれの態度の問題かもしれない。

この大事故時の東電や政府の対応を「大本営発表」になぞらえたりすることもある。

イタリアも日本も同じ地震国ではある。

脱原発という方向性は確かに正しいとしても、
「とりあえず原発」という選択が、必ずしも「非科学的」なわけではない。

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