2013年11月6日水曜日

山本太郎

山本太郎参議院議員は秋の園遊会(赤坂御苑、10月31日)にて、天皇陛下に手紙を手渡した。

そのことが問題になっている。

「直訴」の形をとっているようにも見える。

足尾銅山鉱毒事件の田中正造をまねたのだろうか?

もちろん、今の天皇は主権者でもなんでもなく、ただの象徴。

だからこその行為なのだろうが、実質的な意味がない分、なんでそんなことをするのだろう?
と首を傾げざるを得ない。

天皇陛下に原発のことを知ってもらいたかったと言う純粋な気持ちから出た行為なのだろうとは思う。

だからこそ、ある程度の常識は持ってもらいたいというのが、政治家たちの考えなのではないか?

そのように思える。

宮内庁も天皇陛下に手紙を渡す気はないらしく、返却の要請があれば返却するとのこと。

「政治利用」と受け取られるのは必至。

山本議員からすれば、現政権こそ政治利用ということになるのだろうが、
天皇は内閣の助言と承認に基づいて国事行為をおこなうわけだから、
現政権が政治利用しているように見えようが、あるいはしていようが、あまり問題ではないように思う。

ただまあ、田中正造が現代に生きていて、福島原発の現状を見たら同じことをしただろうという
意見もある。

「主権者」と「象徴」の違いはあるが、
有効な手立てを打てない現政権に対する批判という意味では、同じと言えるかもしれない。

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