2015年8月23日日曜日

メドベージェフ首相、択捉入り

22日、日本の中止要請を無視して、ロシアのメドベージェフ首相が択捉島に入った。

これにより、岸田外務大臣の訪ロは延期となり、
プーチン大統領の訪日も、いつになることやらわからなくなった。

ロシア側としては、第二次世界大戦の結果としての領土拡大で、ロシアの領土だということなのだろう。

日本側としては受け入れがたくても、北方領土の実効支配を強める一方のロシアに対して、
正規のルートで反論しても、結果は変わらないということなのか。

ウクライナの問題が重なって見えてきて、「あきらめるしかないのかな。」とも思う。

こうやってずうっと武力によらない戦いを続けても、どこかで結果が好転するとは思えない。

結局、武力で奪われた領土は、武力しか取り返せないのか。

日本は粘り強く交渉して、北方領土を返還してもらうつもりなのだけれど、無理だろうと思う。

そんなふうに思うことは、「平和主義」に反するのかもしれない。


たとえば、薩摩や長州が関ヶ原の戦いに破れ、
その江戸幕府に対する怨念みたいなものが、260年後に幕府を倒した。

そんなふうに歴史を見る見方がある。

200年、300年と語り継いで、北方領土を取り返す、

そのころ、とりかえしても、住んでいる人は、ロシアの人だけ。

それでも、そうしなければならない。それが我々の正義だと思う。多分。


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