2011年4月30日土曜日

福島と福井

日本で原発が多い県は「福」がつくよ。

受験社会でよく言われる暗記法である。

もっとも「福」がつく県は「福島県」と「福井県」以外にも、「福岡県」がある。

「福岡県」はこの際、関係がない。

だから、正確には「福岡以外の福がつく県だよ」ということになる。

それはさておき、この「福島」「福井」の共通点は何かと考えると、
「福島」は東京の、「福井」は大阪の電気供給源になっていたということ。

まあ、だから原発が出来たんだけれどね。
原発があったからそうだともいえるけれどね。

どっちでもいい。

いずれにしても、福井も福島も東京や大阪の大都会をささえる県だったっていうこと。

それは、高度経済成長期の農業にも言え、
これらの県は東京や大阪などの大都会の食を支えてきたということもできるのだ。

今回の震災が阪神淡路と違うのは、そういう大都会を襲ったのではなく、
それを支える地域を失ったこと。

つまり、代替が可能だっていうこと。

これからさらに東北では過疎が進み、復興どころではないかも知れない。

復興計画が計画倒れにならないよう、
足を地に着けた計画を策定しなければなるまい。

(なんかちょっとかっこうつけすぎな感があるのは、朝日新聞の記事の受け売りだからだ。)

2011年4月29日金曜日

戦後の焼け野原

「戦後の焼け野原」と言っても、多くの人は知らない。

そのときにものごころがついていたとすれば、もう70歳になっていなければならない。

高齢化社会だからそんな人も珍しくないが、かと言ってだれでもというわけではない。

なのに今度の震災の爪あとは「戦後の焼け野原」を想起させられる。

ここからの復興である。

朝鮮戦争のような「特需」はあるのか?

「経済」は大切だけれど、今度の軸は「経済」ではなさそうである。

はからずも物議をかもしたけれど圧勝した石原都知事の「我欲」発言。

「福祉」「宗教」「人道」「幸福」そんな軸を思い描けないだろうか?

そんなことを考えた。

2011年4月28日木曜日

東北へ行こう!

朝日新聞の社説も天声人語も「東北へ行こう」と言っている。

ちょっと文学的な天声人語は「奥の細道」や「徒然草」を引き合いに出して・・。

さすがに東北まで訪れる気はないし、やはり物見遊山の旅になってしまいそうな気がする。

「自粛」の方が雰囲気には合っている。

でも、それがよけいに東北を遠ざけることになってしまうようだ。

そうでなくても観光地を訪れる人の数は少ないから。

喫茶店でコーヒーでもすすってくればいいと社説には書いていた。

その気軽さが大切なのかもしれない。

海外の人から遠ざけられたばかりか、国内の人にも遠ざけられたらかなわないよね。

がんばろう東北!


もっとも、我が家のGWは1995年の震災にあった、淡路島。

震災の16年後を見てこよう。

2011年4月27日水曜日

ホリエモン

「先を行くことはそれなりのリスクを伴う」

確かにジャパニーズドリームを体現しかけた人のセリフであろう。

実際、今でもホリエモンはジャパニーズドリームを体現しようとした人の一人だと思う。

結果的に現時点では失敗ということで、モデルにはなりえなかったが、
ジャパニーズドリームはこんな形なのではないかと思う。

ホリエモンが東大出であることも、モデルになる要素があると思う。

しかし、ホンモノのジャパニーズドリーム体現者は表面に出てこないのではないか。

あまり多くの人が知らないのではないか。

そんな風に思う。

ホリエモンほどではなくとも、だれも知られずネットで大もうけしている人はいるだろうし、
その匿名性ゆえ動きやすいということもあるだろう。

私はそんな風に思っている。


4月26日 堀江被告の最高裁への上告が棄却。
懲役2年6ヶ月の実刑が確定した。

2011年4月26日火曜日

英字新聞

先日、NHKの英語講座のニュースのサイトを見て勉強になるなあと思ったのだが、
今度はじゃあいっそ、英字新聞はどうだろうと思って、朝日新聞の英字版のサイトに行ってみた。

そしたら、これがよかった。

文自体もあまり難しくなく、小学校が津波にあって多くの小学生がなくなった話に
引き込まれてしまった。

ああ、こうして読書すればいいんだと改めて思った。

こうして少しずつ英字新聞に慣れればもしかしたら、英語が得意になるかも・・
なんて思っている。

普通に英語が楽しめるのがいいからねえ。

英語は手段。

映画だろうが音楽だろうが、それを英語で楽しめることが大切。

そうすることができてはじめて英語を学ぶ意味が体感できると思う。

2011年4月25日月曜日

統一地方選後半

象徴的なのは、愛知の補欠選挙だろう。

地方選ではなく国政選挙なのだが、民主党の不戦敗である。

最善の勝ち方を闘わずして勝つとするなら
闘わずして負けるのは最悪だろう。

この震災への対応といいなんといい、菅さんの求心力は落ちっぱなし。

民主党を名乗ると落選するくらいだ。

愛知の補選は減税党も名乗りをあげたが、あえなく敗北した。

震災以降、減税党の流れは引いたように思われる。

復興に向けどう増税するかが焦点のおり、減税はないと思う。

特に国政レベルでは論外になった感がある。

もう一方の地域政党である橋本知事率いる大阪維新の会であるが、
こちらは吹田市長をもぎ取る。

戦国の国盗りを思わせる様相ではある。

有権者のひとりは、吹田には関係ないといっていたが、
実際、大阪都になっても吹田には関係ないのは確か。

それだけの勢いがあるということだろう。

民主が負け、大阪維新がでてきたってところかなあ。

2011年4月24日日曜日

アガスティアの葉

確か1990年代の半ば頃だった。

実際、いつごろだったかよくは覚えてはいない。

この本が出版された年を見るとそうなっているので、そのくらいだったかなあと思うだけである。

35歳くらいだから、現在の会社に入社した頃かもしれない、この本を読んだのは。

青山圭秀氏の本で日本では一躍有名になった。

その前年に出された「理性のゆらぎ」という本で有名になったというべきかもしれない。

タイトルでストレートに表現しているのが「アガスティアの葉」であるため、そちらを選んだ。

すべての人の一生がこのアガスティアの葉に刻まれている。

その葉を見れば自分の一生がわかる、そういうものである。

当時日本人がたくさんインドを訪れ、このアガスティアの葉を読んだそうだ。

ニセモノ論議も戦わされ、これを批判する本も出版された。

「サイババ」はそのときのもうひとつの象徴だったように思う。

無から有を生じる。

何もないところから金粉をもたらす。

そういった奇跡を普通に起こしていた。

当時、そういうことに興味を持ったが、
本を読んだだけで特に自分自身は何をしたわけではない。

アガスティアの葉
サイババ

私は神や仏を信じないわけではないが、そういうものを必要とはしない。

敬う気持ちや感謝する気持ちは忘れないでいたいが、
頼ろうとする気持ちは持ちたくない。

確か、宮本武蔵がそのようなことを言っていた。

今日、サイババが亡くなられた。

2011年4月23日土曜日

ニュースの英語

息子がNHKの基礎英語を聞いている。

そこで得た情報なんだが、聞き逃した時インターネットで聞けると言うことがあった。

ほんとうかなと思い検索してみたら、本当にそんなサイトがあった。

ただダウンロードは出来ないみたいだった。

前の週の1週間分くらいなたら聞けるようである。

NHKの英語講座の中でも、自分の好きなのがあるのかなあと思って探ってみると、
ニュースの英語というのがあって、
そこをみたらちょうどよいぐらいの長さの英文とその和訳さらには音声まで入っている。

とりあえずお気に入りに登録して聞いて楽しんでいる。

これは安くて効果のある勉強法だと思う。

2011年4月22日金曜日

キャンディーズ

元キャンディーズの田中好子さんが亡くなられた。

アイドルのさきがけとも言われるキャンディーズ。

高校時代のアイドルだった。

もっとも自分自身がファンだったり、とかそうことではない。

当時仲のよかった友人がファンだったり、とかはしていた。

そいつは伊藤蘭のファンだった。

また、藤村美樹のお父さんは岡大で大学教授をしていたらしい。

私が大学生だったころ、そうだったらしい。

「らしい」というのは、全く聞いた話で、その真相を確かめたわけではないからだ。
また、講義も受講したわけではない。
そもそも藤村教授なる人が実在したかどうかもウラをとったわけではない。

まあ、そのあたりはどうでもいい。

もう一度その友人の話にもどると、
確か「年下の男の子」という歌が好きで、自分の方がキャンディーズの伊藤蘭より年下だから、
自分に対して歌ってくれているような気がしている、といっていたような気がする。

アイドルとしてちょうどよい年齢だったのだろう。

引退コンサートの「普通の女の子に戻りたい」は名セリフだった。

絶句・・

早過ぎる死を悼み、お悔やみを申し上げます。

2011年4月21日木曜日

世羅高原

昨日、世羅高原へ行ってきた。

ちょっと思い立って、
というのも、JAFの小冊子に紹介されていたことがきっかけである。

しかし、行く前にホームページなどでよく確認しておくべきだった。

今年は例年より寒く、世羅高原の花観光地はどこも開園しているにも関わらず、
花はまだ咲いていない状態だった。

いわば開店休業状態。

通常より安い入園料にしているが、花がほとんど咲いていない花観光なんて・・。

香山ラベンダーの丘(ポピー祭り)
世羅高原農場(チューリップ祭り)
ラスカイファーム(桃、菊の丘)
世羅ゆり園
世羅ふじ園
花夢の里 ロクタン などなど

最後のロクタンは芝桜が有名で団体客も訪れていたので、
入っては見たが(入場料700円を500円に)
いまひとつではあった。(いくらか咲いてはいたが地面の色ばかりが目立った)

いずれもGWの連休ごろが見ごろだと言うことだ。

ただひとつ収穫と言えたのは、
山陽自動車道の尾道JCTから世羅ICまでは開通しており、
ここが無料だったこと。

「世羅は遠い」という先入観はこれで払拭された。

あと、音楽ロードを走ると「森のくまさん」の音がした。
これには驚き。
小さい子がいたら喜ぶだろうね。

2011年4月20日水曜日

再生可能エネルギー

原発事故で自然エネルギーが見直されている。

元来が地球の温暖化ストップのために、化石エネルギーを使用しない方向に進んでいたので、
これに原子力発電にブレーキがかかると、
残された発電方法は自然エネルギーになる。

太陽光、風力、地熱などの自然エネルギーは、再生可能エネルギーとも呼ばれる。

有限で枯渇する可能性のある物質に頼らないからだ。

それに二酸化炭素や放射性物質のような人間に害を与えるものを作ったりしない。

実際にグーグルは、
太陽光発電プロジェクトに1億6800万ドル、
風力発電プロジェクトに1億ドル
したことを発表した。

それぞれアメリカ国内の大事業であり、まさに国家的な政策に近いものがある。

ニューディールはダムを造ったが、グリーンニューディールは太陽光や地熱の発電所を造った。

グリーンニューディールはオバマ大統領の政策だ。

でも、グーグルの方が実質的な気がする。

これだからアメリカは強いんだよなあ、という感じ。

2011年4月19日火曜日

GWの旅行

桜の花が散り始め、つばめが軒先に巣を作り始めた。

なのに、このところちょっと寒い。

今日も最高気温が15度どまりだとか。

GWの前に毎年、こんな寒さの時がある。

もちろん、冬の寒さではないがちょっと冷える、そんな感じだ。

こういう年はおうおうにしてGWが暑くなったりするものだが、
今年はどうだろうか。

震災の影響で旅行者の数も減っている。

旅行を自粛するのも大切だろう。

昨年は息子の受験で旅行は自粛していたから、今年は遠出をする予定だったけれど、
近くの淡路島を選んだ。

息子の中学入学でお金が結構かかったからというのも理由だが、
ちんまりと楽しめたらいいなと思う。

2011年4月18日月曜日

マイケルサンデル

「正義の話をしよう」で有名なハーバード大学教授「マイケルサンデル」の、
白熱の授業「究極の選択」という番組が、NHKで組まれていた。

公休日だったのでたまたまテレビを見ていたら、この番組をやっていたので見ていたら、
確かに思わず引き込まれる内容だった。

「冷静に秩序ある行動をとる日本の被災者たち」を見て、彼らは感動しただけでなく、
人として、同じ人間として、「誇りに思う」という発言まで飛び出した。

ボストンの学生の意見だったと思う。

最後はこの発言に対して、サンデルが全体をまとめる形でコメントを加えた。

「地球市民としての意識」の芽生えを感じるという。

確かにそう感じるものがあった。

確かに
日本人は冷静さや秩序だった行動に対して「あたりまえのこと」としか感じていない。

そんなことに感動されても、そんなことを誇らしく思われても、というところはある。

それが他者を通してでしか、
あるいはこういう災害が起こらないと気付かない日本人の美点であるならば、
それに気付いたわれわれは幸運だったのかもしれない。

また、守らなければならない文化とは何なのか、
今、それが破壊されていないか、
形がないものゆえに破壊されても気付かないでいるかもしれない。

石原「我欲」発言ではないが、
物質的なものが破壊され、精神的なものが残るのであれば、
長い目で見たらそれはそれでよいことかもしれないと思うのである。

2011年4月17日日曜日

金持ち優遇税の廃止

こちらはアメリカのオバマさんの話である。

アメリカの財政赤字を解消するために、オバマさんが実行しようとしているのが、
金持ち優遇税の廃止である。

医療保険といい、金持ち優遇税の廃止といい、やっぱりオバマさんは社会主義的な感じがする。

民主党ってそうなんだっけ。

でもまあ、ニューディール政策って社会主義的な政策のはずだから、
グリーンニューディールを標榜するオバマさんも方向はそっちを向いているのかもしれないな。

ノーベル平和賞などもそっちの方向なんだろうね。よくわからないけれど。

最近、人気がかげり気味だけれど、日本にもこういう人が出現する必要があるね。

2011年4月16日土曜日

復興税

復興税なるものが検討されているらしい。

消費税率アップに関しては、菅総理も谷垣総裁も持論であろうし、
ともにそれで痛手を受けたこともある。

復興税なら国民に理解を得やすいだろう。

間接税大幅アップのチャンスだと思う。

もちろん、復興税はそういうものとして、なされるものではない。

期限を切ってということになるのだろうが、期限が切れたときどうなるかといえば、
消費税の税率アップの下地が出来ることになる。

これはいい機会なのではないか。

プライマリーバランスを整える未曾有のチャンスという見方もできる。

2011年4月15日金曜日

庭の桜

先日から近所の桜が満開である。

我が家の庭の桜も満開である。

妻は家の庭に桜を植えるのは縁起が悪いというが、
部屋の窓からでも眺められる我が家の桜は美しい。

大きくなりすぎて一度切ったときには、
父親は桜切る馬鹿と自嘲気味につぶやいていた。

縁起が悪かったりするのは、梶井基次郎の檸檬の影響だろうか。

詳しくは知らないので、ネットで検索してみると、
そういう言い伝えが残っている地域は実際にあるようだ。

理由は、
手入れが大変だからである。

また毛虫などが発生するからである。

さらに、根が広範囲に広がるため、家の基礎を侵食することがあるからである。
(しろありなどが巣くうこともあるようだ。)

昔の言い伝えには根拠がある場合もある。

そういった意味ではこれも聞くに値する言い伝えなのかもしれない。

だからといって、気にしすぎるのもよくないようだ。

先の梶井基次郎の檸檬と似ているのは、
桜の木の下で武士が切腹をした慣わしからきたものではないか、というのもあった。

桜はその散り際が潔いので、切腹にも好まれたのだろう。

であれば、「その家が栄えない」という意見は正しいだろうね。

ちなみに「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」の方は、
桜は切り跡から雑菌が入りやすくそのためそこから腐りやすいことが理由なんだって。

切っても問題ないらしい。

2011年4月14日木曜日

レベル7

福島の原発事故がレベル7に引き上げられた。

チェルノブイリに並ぶ最悪レベルである。

これ以上はないという意味ではまさに最悪。

歴史に残る原発事故である。

もちろん、これから終息に向かわせなければならないが、
事態の深刻さが伺われる。

しかし、私が思うのは、もうこれで原発なんかに頼るのはやめようということだ。

原発はなんといっても抑止力の意味合いがある。

原子力発電所を作ることができれば、原子爆弾を作ることができるからだ。

日本は被爆して戦争を放棄した。

最悪の事故を起こして原発を放棄してもおかしくないと思う。

このことで国全体が、
化石燃料も原子力も使わないエネルギーに舵を切ってもいいのではないか。

2011年4月13日水曜日

プロ野球の開幕

セリーグで開幕に関してひと悶着あったプロ野球が開幕。

平日であるにもかかわらず、デーゲームがおこなわれた。

もちろん、震災の影響である。

被災地に本拠地のある楽天は開幕戦を白星で飾り、被災者に勇気を与えた。

被災地出身のG東野は先発し白星。

先述ひと悶着のリーダー選手会長新居も大活躍。

被災とのかかわりの中でプロ野球が、国民を勇気づけたと思う。

それにしても日本球界第一のダルヴィッシュ。

確か東北高校の出身じゃなかったっけ。

自己最多失点で黒星。

まあ、ダルビッシュならいいか。

2011年4月12日火曜日

岡山県議会議員選挙

今回の岡山県議会議員選挙は特に浅口の選挙区に関しては無投票であった。

自身が全く投票しない選挙なので、関心もあまり向かわなかったし、
震災の影響でそれどころではないようにも感じられた。

地方選とはいえ、東京都知事などは全国区の争いで、
東国晴氏やワタミ会長も立候補した。

しかし、前言取り消しで立候補した高齢の石原氏が簡単に4選を決めてしまった。

開票率0%で当確が出されたりして、手に汗握る開票速報とは全然異なるものだった。

これも震災の影響だろうか。

翻って、岡山県議選。

自民36⇒34  民主4⇒5  公明5⇒5  共産3⇒2

どうみても、民主党が負けたとはいいがたいのだが、
新聞の論調は民主党が伸びを欠いたという見出しで、
いかにも民主党の敗北という論調だった。

それほどまでに前回の選挙は自民が取っていたのか・・。

安倍総理の時の参議院選挙で自民党が大敗した記憶があるが、
それは2007年より前だったか後だったか・・。

後だったような気がする・・。

だとすれば、この新聞の論調は無所属議員を自民党が取り込むことを意味するのだろうか。

⇒これは当選率を意味することがあとでわかった。
民主党は候補者を多く立てたが、落選した議員が多いと言うことである。

前回と落選者の数を比べると今回の民主党は圧倒的に多いはず。

2011年4月11日月曜日

震災から1か月

4月11日。

あの震災から1ヶ月が経過した。

しかし、いまだ16万人の人たちが避難生活をしている。

原発のことを含めて、震災はまだまだ終わらない。

実際、余震はまだまだ続いている。

3月11日は金曜日だった。

地震のことを知ったのは、発生から5時間ぐらいしてで、
東北地方に親戚のある生徒から知ったものだった。

笠岡市の職場にいたけれど、インターネットを使用してはいなかったので、
その種の情報はまるで入っていなかった。

あれから日本全体が大揺れに揺れた。

人心も経済も政治も・・・。
息子の卒業式や入学式があったのもあれからのことだった。

個人の生活ではおそらくさほどの変化があったとは思えないのだが、
家族レベルでは、息子の環境が大きく変化した。

もちろん、震災とは何の関係もない。
しかし、今年は何かが変わる。

それまでとは違う希望を持って毎日を暮らすことになると思う。

何かそんな気がする。
そんな震災から1ヵ月後である。

2011年4月9日土曜日

土筆

「つくし」まさに「筆」の形をしている。

そうだな、だから「土筆」か。

昨日、天草公園でキャッチボールをしていたら、
土筆が生えているのが見えたので、
いくらかひいて帰った。

昼食後、家の前の畑に筑紫が生えていないか見に行ったところ、
前の家の裏側手にいくらか生えているようだった。

ちょっと遅かったかもわからない。

とりあえず、それをひいてきた。

土筆は食べるためには「はかま」を取らねばならない。
土筆をひくこと自体はかんたんなのだが、はかまをとるのがめんどくさい。

それがいやでつくしを食べないと言う人もいる。

が、とにかく、たまごとじをして食べるとおいしい。

キャッチボール

最近よく息子とキャッチボールをする。

ちょっとしたコミュニケーションのため、少しからだを動かすのもいいものだ。

あまり場所をとらない軽い運動という意味では、キャッチボールはもってこいだ。

冬寒い時や夏暑い時はあまり向かないかもしれないが。

互いにボールを投げあい受け取りあうことは、よく会話になぞらえられる。

そう「言葉のキャッチボール」などと呼んで。

投げかける言葉と受け取る言葉。

それぞれに相手への思いやりが必要である。

キャッチボールもそういうところがある。

相手を倒そうとする球技一般のスポーツとはちがって、
相手と仲良くなる手段とも言えるのだ。

ACの広告ではないが、さまざまな場面で相手への思いやりを大切にしたい。

それにしても、息子は下手だ。
わが子ながらどうしてここまで・・と思ってしまう。

2011年4月8日金曜日

節電

朝日新聞の天声人語にこの震災がもたらしたよい影響のひとつに「節電意識」をあげていた。

もちろん、よい影響をいうこと自体はばかられる状況ではあるが、
だからこそ、ということもある。

思えば日本は明るすぎた。

宇宙からとった地球の夜の写真は日本がとても明るかった。

また、原発先進国フランスでは、停電時の日本程度が普通の明るさだと言う。

電気は無尽蔵なエネルギーではない。
(太陽エネルギーがもっとかんたんに電気に変えられたら、わからないけれど・・)

もっともっと大切に使う方法や意識を高める必要はあると思う。

2011年4月7日木曜日

入学式

息子の入学式に出かけた。

3月の卒業式には出ていない。

たしか、3月は3年生を送る会というのがあって、ギャラリーから見学した。

まともに保護者として、息子の行事としての式に参加するのは、初めての気がする。

仕事が休みだったという偶然から参加ができたのだが、
こういうこともあっていい。

こういうかたちで息子と向き合うことも大切かもしれない。

それにしても、入学する側も迎える側も知っている子が多く、
多くの生徒から声をかけられた。

ちょっと照れくさかった。

2011年4月6日水曜日

地震速報

地震速報があの地震以来、あまりあたらなくなったらしい。

地震前までは17打数12安打

打率に直して約7割

地震後が48打数16安打

3割強である。

それでも3割打者。

と、天声人語の筆者は持上げる。

問題なのは震度5級のどストライクの見逃しが7回。

最大震度2なのに速報を出したという空振りの三振も12回。

あとは一部地域であたったという速報になる。

空振りはやむをえまい。

見逃しはできるだけなくしたい。

狼少年と紙一重。

速報と言うのはそういうものだ。

2011年4月5日火曜日

義援金100億円

さすがは孫正義。

義援金も桁がちがう。

なにせ、日赤などへの義援金総額が1000億円を超えたことが話題になっているぐらいである。
(阪神のときよりも速いスピードらしい)

その1割だぞ。それを個人で・・・。

ソフトバンク自体でも10億円寄付しているけれど・・。

義援金は額ではないというものの、実際には額だよなあ。

気持ちだけ受け取っておきます、なんていうそれこそきれいごとではないだろうから、
被災者にしてみれば。

イチローが1億だっけ、石川遼もそのくらいいくかと思う。

ジャニーズもチャリティで義援金。
こちらの参加者は「ちりもつもれば」の「ちり」になれればと。

さまざまなアプローチがあろうが、
実業家が多額の寄付を行うと言うのは、当然なのかもしれないが、
でもすごいよなあ。

ユニクロの柳井社長も楽天創業者の三木谷氏もそれぞれ10億円。

2011年4月4日月曜日

円安

震災後一時、円高に振れていた、というか大幅な円高になっていたが、
協調介入後円安方向に動いている。

今度また、バーナンキさんの物価上昇件年発言から、円安に触れている。

いいことかどうかはわからないのだが、
最近は輸出のために自国通貨が安くなることを願う政策が多かったので、
日本はたいへんだった。

そういう意味では円安がいいのはいいと思う。

日本経済復興のための助けにはなるだろう。

円安なんてしようと思ってできることではないから、
これをきっかけにして、日本経済が今まで以上に強くなってくれたら、と思う。

2011年4月3日日曜日

大連立

民主党、菅総理から投げかけられた「大連立」

自民党、谷垣総裁は唐突と断ったものの、党内では大連立に向けた意見も聞かれ始める。

もちろん、そこには菅総理はいやだとか自民党から主要閣僚を出せとか、
温度差はあるようだが・・

個人的には、「大連立」に賛成である。

やはり、日本を襲った未曾有の大災害は日本をひとつにまとめるための天からの贈り物だと思うからだ。

もちろん、そんなことを言えば、「不謹慎」の謗りを免れない。

実際に被災した人たちがどういう心情でいるのか、それを考えると
そんな表現ができるわけがない。

でも、われわれ日本人はここから復興していかねばならないのだし、
被災した東北は「未来都市」にならなければならない。

「都市」である必要もない。

「未来村」でいい。

日本全体が「未来村」にならなければならない。

そのための大連立なら大賛成である。

2011年4月2日土曜日

地域の絆

テレビで被災地の地域の絆の特集をやっていた。

陸前高田市長洞地区といっただろうか、
この地区は半島なのだが、津波が押し寄せた時一時的に島状態になったらしい。

その後も道路が寸断され、孤立することになる。

支援も当分ないと考えられた地震発生後最初の夜に
皆で力をあわせて乗り切ることを話し合い、
実際にそれぞれが役割を分担しあい、難局を乗り切っているという。

実際、被災はしたもののなくなった人はおらず、
高台に残った民家に分散して皆が住んでいるという。

炊き出しも翌日からおこなわれ、仮の学校もできているという。

この組織力のすごさは
江戸時代に年貢を納めるころの組織力から綿々と続いている伝統あるいは文化かもしれない。

都会には決して望めないものである。

こういう無慈悲な自然災害があると、地域の絆の強さを思い知ることになる。

2011年4月1日金曜日

てっぱん

NHKの朝ドラの「てっぱん」が明日で最終回を迎える。

もちろん、ずっと見ていたわけではない。

むしろ、たまにしか見ていないと思う。

特に年間を通したら・・。

でも、このところ、少しゆっくりしているからか、
しばしば「てっぱん」を見ていた。

とても泣けるシーンが多く、瀧本さんや富司さんの演技にこころを強く打たれている。

今日は下宿人たちが下宿を出て、富司さんが娘の分骨をしに尾道にきていた。

で、最後どういう形で終わるんだろう?

明日はちょっと楽しみな気がする。