2011年4月18日月曜日

マイケルサンデル

「正義の話をしよう」で有名なハーバード大学教授「マイケルサンデル」の、
白熱の授業「究極の選択」という番組が、NHKで組まれていた。

公休日だったのでたまたまテレビを見ていたら、この番組をやっていたので見ていたら、
確かに思わず引き込まれる内容だった。

「冷静に秩序ある行動をとる日本の被災者たち」を見て、彼らは感動しただけでなく、
人として、同じ人間として、「誇りに思う」という発言まで飛び出した。

ボストンの学生の意見だったと思う。

最後はこの発言に対して、サンデルが全体をまとめる形でコメントを加えた。

「地球市民としての意識」の芽生えを感じるという。

確かにそう感じるものがあった。

確かに
日本人は冷静さや秩序だった行動に対して「あたりまえのこと」としか感じていない。

そんなことに感動されても、そんなことを誇らしく思われても、というところはある。

それが他者を通してでしか、
あるいはこういう災害が起こらないと気付かない日本人の美点であるならば、
それに気付いたわれわれは幸運だったのかもしれない。

また、守らなければならない文化とは何なのか、
今、それが破壊されていないか、
形がないものゆえに破壊されても気付かないでいるかもしれない。

石原「我欲」発言ではないが、
物質的なものが破壊され、精神的なものが残るのであれば、
長い目で見たらそれはそれでよいことかもしれないと思うのである。

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