大相撲夏場所は照ノ富士が優勝した。
千秋楽の一番は、照ノ富士が碧山に勝利、白鵬が日馬富士に敗れ、照ノ富士が優勝した。
照ノ富士は日馬富士の弟弟子。
日馬富士は同部屋の弟弟子のために勝利した。
大相撲では、通常同部屋同誌の対戦はない。
そういう意味では、「自分のため」よりは「弟弟子」のための方が力を発揮するのか。
ちょっとした美談めいた照ノ富士の優勝ではあった。
照ノ富士、日馬富士双方とも、そんなことは考えなかった、と言っていた。
日馬富士は取り組みが終わってから、「照ノ富士よかったな」と思ったと言っていた。
それぞれの意識の中にどれほどのものがあったかわからない。
しかし、抑え込んだ無意識の中にはあったろう、とも思う。
それが同じ部屋というものだろう。
それにしても照ノ富士は強い。
少なくとも、30歳を超えた白鵬を超えつつある。
まだ早いという反対意見もあるが、大関に昇進するのは間違いない。
白鵬一強という相撲界勢力図は大きく変わりつつある。
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