2015年5月22日金曜日

IS日本人人質事件に対する政府対応の検証

今日の朝日新聞の1面トップ記事は、IS日本人人質事件に対する政府対応の検証であった。

同じ1面には、ISがパルミラ(シリア)を制圧。

世界遺産でもあるパルミラ遺跡が破壊される恐れがあることを伝えている。

検証の結果、政府対応に問題はなかったことを伝えているが、
後藤さんの妻に対する接触もなく、これでほんとうにいいのか、という不満も感じられた。



私自身は、ISに敵対することを表明するのは良いことだと思う。

そして、まるで集団的自衛権か積極的平和主義の発露みたいに、
「カネを出す」というのも間違ってはいないと思う。

「日本には関係がない」という態度は、「平和主義」というより、
「関わり合いになりたくない」と受け取られるし、実際そうだと思う。

むしろ、ISを撲滅する側につき、その役に立とうすることが、
本当に平和を望む人が取る態度だと思う。


しかし、そのタイミングに問題がなかったか。

あのISを刺激した安倍総理のアラブでの発言時、
政府は日本人がISに人質にとられていることを認識していたという。

「人一人の命は地球よりも重い」などと言う気はない。

しかし、「カネを出す」にしろ、その出し方やタイミングには熟慮が必要だったのではないか。

もちろん、自分が総理だったらもっと、考えていないだろう。

でも、反省はすると思う。結果はかわらないけれど。





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