裁判所の違憲審査といえば、「一票の重み」と思われるほど、この問題に注目が集まる。
もっと他にあるだろう、例えば、9条と集団的自衛権とか。
そんなふうに思わぬでもないが、また、昨年末の衆議院議員選挙が違憲状態という判決が出た。
しかし、0増5減という小手先の改革では、あくまで本格的な改革のと途上ということだろう。
「本格的な改革」つまり衆議院と参議院の理想図というのが見えないと、
結局、この問題は終わらないと思う。
まず、衆議院については、一票の重みの原則を貫いて区割りをすることだ。
場合によっては、県境なども越えていいと思う。越えないですむなら越えないほうがいいが。
極論すれば、1票の重みを重視する議院。
しかし、参議院は都道府県の代表であるという原則を離れないで、合区などは設けない。
代表が一人しかいないが、それでもいい。
もっと言えば、比例代表もなくていいのではないか。
どうしても1票の重みというなら、定数も弾力があっていい。
それに1票の重みなんてそれこそ裁判所に判定してもらうことではないと思う。
国会の場で、これを超えると不平等と考えて、こうするという条項を設けるべきだ。
そのへんのことを考えてだれか「たたき台」みたいなのを作って欲しい。
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