日販とトーハンのそれぞれで、年間ベストセラーが発表された。
いずれも1位は東川篤哉の「謎解きはディナーのあとで」であった。
ちなみに2位は「体脂肪計タニタの社員食堂」だということだ。
東川篤哉の「謎解きはディナーのあと」では、ちょうど読み終えたところ。
読むのがずいぶんおそいなあって気がするが、それは図書館で借りたものだから。
もっとも借りたのは妻で、彼女が読むより先に読んでしまい、今不満を買っているところだ。
確かにおもしろいと思う。
各章が読みきりの短編で、もともと江戸川乱歩やエドガ・アラン・ポーなどは
このくらいの長さの短編を書いていたのかなあとも思う。
私の場合、短編といえばオーヘンリーや星新一とかが想起されてしまうが、
あんな感じの読み物だと思う。
また、コナンドイルなどの短編ももしかしたらこんな感じなのかなあって思ってしまう。
ミステリー自体がどこまで正確なのものかあるいは実際にこんなことあるわけないよ
といえばリアリティのなさも感じるし、それは舞台設定自体からしてそうなんだから、
それはそれでいいのかもしれないと思う。
でもまあ、おもしろかったらそれでいいと思う。
時間がつぶれるならそれでいいと思う。
あまり理屈は考えたくないね。
エンタテイメント小説ってそんなものだろう?
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