省エネトップランナー方式とは、指定された品目において、
エネルギー効率の最も良い製品を作らなければならない、というもの。
実施は1998年からだという。
それがなんで急に急に話題になったのかというと、
来年度から白熱灯にこれが適用されるようになったからだ。
いままでは、「LED」「蛍光灯」「白熱灯」とバラバラだったジャンルが、
「照明」でひとつにくくられたのだ。
結果として、LEDよりエネルギー効率の悪い蛍光灯や白熱灯は作られなくなるという。(輸入も)
庶民的に言えば、LEDはいくら省エネ効果があっても、製品自体が高い。
考えようによっては、照明器具の値段が高くなる、ということじゃないか。
電球では、白熱灯100円、蛍光灯400円、LED電球2000円といったところか。
やっとれん感じもあるが、省電力の観点からは、LEDは蛍光灯の7割、白熱灯の2割だという。
やっぱり、白熱灯のほうが安いぞ、といいたいところだが、製品そのものの寿命もある。
LED電球は、白熱灯の40倍、蛍光灯の4倍だとのこと。
白熱灯の場合、LED電球1個に対して白熱灯40個が必要だから、
省エネ効果がなくても十分採算があう。
しかし、蛍光灯の場合は、LED電球1個に対して、4個だから上記の値段では、
蛍光灯のほうが有利となる。
省電力の観点を含めて初めて、LED有利となるようだ。
経済産業省の試算では、逆転するのに約3年かかるとのことだ。
20年使うという設定以外にも、設定の違いはあるけれど、まあ、そんなところだろう。
あまり使わない場所だたり、試用期間が短かかりすれば、蛍光灯のほうが安くつく場合もあるようだ。
じゃあ、まあ、普通に考えれば、政府の政策は正しいといえるのだろう。
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