2015年12月10日木曜日

軽減税率の財源

公明党の主張を自民党がのむ形で、軽減税率の財源が1兆円規模で落ち着きそうである。

個人的には、朝日新聞の社説の主張と同じく「軽減税率より給付」と思っていただけに、
へー、そうなるのか、と思わぬでもなかった。

自民党としては、選挙で公明党の協力を得られない状態というのは考えにくく、
公明党の主張ものまざるを得なかったのだろう。

にしても、である。

税率が累進的でない、つまり、一律である消費税は所得の低い家庭に不利である。

同様に軽減税率も対象はどうあれ、一律である以上、所得の低い家庭に不利である。

生鮮食品も加工食品も貧しい人達のものなのだろうか?

お金持ちはみんなレストランや高級料亭で食事をするのだろうか。

少なくとも。金額的にはお金持ちの方がメリットは大きいだろう、と思える。

やっぱり、給付のほうがよかったんじゃあないだろうか。

システム的なものにもお金がかかるだろうし。

確かに、軽減税率は3党合意の約束だが、
給付をちゃんとすれば、それに代わるものとして、約束を破ったことにはならないと思うのだが。

給付の方がまずいとしたら、票につながりにくいということだろう。

軽減税率のほうが広い範囲に恩恵があるだけに、票につながりやすい、
とうがった見方をしてしまうが、どうだろうか。

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