年金積立金管理運用独立行政法人、略してGPIFが運用する年金積立金。
今年の世界同時株安によって、8兆円もの損失を被ったという。
とんでもなく大きな金額だが、6月末の残高は141兆円。
微々たるものではないが、扱う金額はもっととんでもない。
それに、リーマンショックの08年には、10兆円近い損失を計上しているが、
その後のアベノミクスでは、差し引き40兆円の利益を計上しているとか。
だから、なんでもない。
・・とも言えないようである。
というのは、株式運用比率を25%までと定めていて、これが限界に近づいているからだ。
実際、株価が2万円を超えてきたのは、限界まで株式への運用比率向上が原因だったらしい。
もちろん全てとは言わないが、GPIFが世界最大の株主だと考えれば、さもありなん、である。
ただ、限界に近いということは、これ以上、買い増しはできないだろうから、
これから株価は下落する、と考える。
そうすると、外国の投資家が日本株を売る。さらに株価が下がる。
しかし、株価を支えるGPIFは売るわけにはいかない。そして、どんどん損失が膨らむ。
そういう可能性はないわけではない、というより、十分考えられる。
こわいなあ。
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