沖縄の普天間米軍基地を辺野古に移設する問題で、移設の承認を取り消す裁判が行われている。
翁長沖縄県知事は、琉球王国からの沖縄の歴史を紐解き、辺野古に移設することの非を訴えたという。
しかし、裁判所の判断なのだから、純粋に法的なものだろうと思う。
裁判所に「意見」を求めているわけではない。
でも、なんだろう、この既視感。
韓国の従軍慰安婦問題に似ていないか。
純粋な法的手続きに従えば、日本政府に軍配が上がる気がする。
「人情」的には、沖縄や韓国の言い分もわかるのだけれど。
そう言えば、原発の問題も米軍基地問題に似ていたりする。
これなどは、「人の嫌がるものの設置場所」に関してである。
法律も結局、人が作るものだし、その時代や環境に影響されてしまう。
裁判所は法に合致するかどうかを調べるだけだ。
手続き的な意味合いで判断する限り、政府の側に判決は傾くだろう。
ただ、憲法が保証する「人権」に対しては、どのように折り合いをつけるのだろう。
やはり「公共の福祉」として、「人権」は抑制されるのだろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿