安倍総理の2億ドルスピーチが、イスラム国による日本人殺害のきっかけになったことが、問題になっている。
「ISILと闘う周辺各国に2億ドル程度の人道支援」という言葉である。
岸田外相は、これに対して「中東諸国連帯、人道支援」を強く打ち出すべきだった、と語った。
「ISILと闘う」という文言を入れたことで、ISILからは敵とみなされるのは当然で、
それによって引き起こされる事態を想定出来なかったのは、首相の不見識をはじるべきなのかもしれない。
ただ、これまでも「テロに屈しない」立場の日本を表明していたはず。
であればこういうことに巻き込まれるのはしかたのなおことなのではないか。
本気で「テロを撲滅したい」のなら、こういう事態も覚悟しなければならない、と思う。
我が国は民主主義である以上、他の考えもあるはずである。
だが、ここは「テロの屈しない」という立場でまとまりたい。
世の中から犯罪がなくならないように、テロもなくならない。
今のところ、それがイスラム教を信じる人の一部でなされているということだ。
我々は「平和主義」をかこって、世界で起こっていることに「無関心」でいることはできない。
今必要なのは、「イスラム国のようなテロ集団」と「普通のイスラム教徒」をどこで線引きするのかだ。
それが大切だと思う。
本気で「テロに屈しない」というなら、やはり「力」が必要だ。
それはかならずしも武力ではなくてもいい。
ただ、力を発揮するには、やはり「白黒」「敵味方」は明確に区分しなければならない。
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