2013年9月11日水曜日

集団的自衛権

国家安全保障戦略のを検討する有識者懇談会にて
座長を務める北岡伸一国際大学学長はインタビューに対して、
集団的自衛権を認める提言をしたいと答えたという。

もちろん、想定されるのは軍的に同盟であるアメリカが攻撃を受けた時、
自衛隊が出動できるかどうかである。

そこまで同盟を強化すれば、逆に日本が受けなくてもいい攻撃を受ける恐れがあるという大問題がある。

憲法解釈それ自体では、じゅうぶん可能な解釈だと思う。

自衛権を認める限りにおいて。

集団的自衛権を認めないのであれば、
自衛隊をより強固にしてアメリカに頼らない軍事力が必要になると思う。

平和を守るために軍事力が必要なほど、現実の世界は未熟だと思う。

解釈の違いはそういう根本的な世界観にあると思う。

オバマ大統領も世界が平和になるためには、まだまだ長い道のりが必要だと言ったが、
それも、そういう世界観に根ざしていると思う。

世界が成熟するにはまだまだ時間がかかる。

ただ、わからないのは、アメリカが仕掛けた戦争とアメリカが仕掛けられた戦争の違いである。

日本には日本の主権が働くからいいとしても、
アメリカが仕掛けた戦争をアメリカが仕掛けたわけじゃないというのはさほど難しくないと思う。

あたりまえだが、アメリカの主権はアメリカ国民にあり、日本国民にはない。

であれば、なんでもかんでもアメリカが攻撃されたから、
日本が出て行かなければならないことはないはず。

現実の問題としてその違いをどうやって見分けるのだろう?

集団的自衛権を認めない方が簡単でいい。







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