2013年9月10日火曜日

東京にオリンピックの招致が決定

1964年以来となる東京オリンピックが2020年にまた開かれる。

成長途上にある国としてではなく、成熟した国としてであろう。

イメージとしてはロンドンあたりとかぶるかもしれない。

ロンドンは確か、3度目であったが。

しかし、招致レースは長かった。だからこそ、関係者たちの喜びもひとしおだろう。

猪瀬知事の不適切な発言や汚染水問題、初めのころは地元支持が低かったこともあった。

実際、2016年の招致には失敗している。

ただ、今回の招致決定には二つの要素があったと言われている。

そのひとつが、パラリンピックの佐藤さんを始めとする、多くの人々の感動的なプレゼンテーション。

汚染水よりもその原因である、東日本の震災からの復興。

それにスポーツがどうかかわってきたか、その方が大切だといいたかったのではないか。

もちろん、安倍総理の大見得もあっただろうが、委員の人たちの感動を呼んだのは大きかっただろう。

また、一方で、委員の消極的な姿勢が東京を選ばせたと言うことも言われている。

それはリオやソチの準備がなかなか整わないことである。

ソチは来年の冬季、リオは3年後の夏季である。

経済的な問題もあるのだろう。

BRICSで開かれるこのオリンピックは、必ずしも順調とは言えない。

それに比べると東京は安心だ、ということである。

グローバルな視点からすれば、あまりいい選択とはいえないが、現実はそんなものなのだろう。

続けて冒険はしづらいと言うことなのだろう。

オリンピックに経済効果があるなら、だからこそ、新興国でおこなうというのもいい気がする。

経済的に苦しい国でおこなうのもいい気がする。

ただ、参加する選手に余計な不安を抱かせたくはないだろう。

やっぱり、「東京」が一番よかったのかもしれない。

特に今回は。



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