損失額がそんなに大きいわけではなかった。
でも、「不運」。 とにかく、そう感じた。
それは、9月18日(水)のことだった。
まず手始めは、健康診断。福山校に健診車が来てくれる日だったので、福山校へ急いだ。
朝、9時過ぎ、出勤。妻からは「お金はあるの?」
「ああ、大丈夫だ。」と私は答えた。あまりお金はなかったが、そんなに必要ないだろう、と思っていた。
確かに三原校で授業がある日は、財布から出て行くお金が多い。
でも、電車賃は通勤日で出るし、駐車場代は移動交通費で請求できる。
計算の仕方にはいくらか不満はあるが、特に問題はないと思う。
1日100円の駐車場がオープンしたおかげで、あまりお金の心配をしなくてもよくなっていた。
まず、最初の不運。
健康診断が終わり、ちょっと福山校で仕事をして、福山駅に。
駅の電光掲示板で次の電車の発車時刻を見ると、12:09とある。
もう、11分なのに、遅れているのかなあとよく自分の時計を見ると、まだ11:11なのである。
あと、1時間近くも待たなければらない。
今日は水曜日。車両点検のため11時代は運休。すっかり忘れていた。
とりあえず、サンステで昼定食(¥850)を食べて、2階の本屋で時間をつぶした。
これだけなら、ふつうの不運。よくあることでここに書いたりはしない。
問題は帰りである。
通常、9時52分三原発に乗って帰るのだが、当日は少し仕事があったので、10時32分で帰った。
いや、帰ろうとした。この電車が福山より西に帰るには最終である。
ホームにあがり、掲示板を見ると、乗ろうと思った電車が表示されていない。
多分掲示ミスだろうと持って、気にしていなかったら、
西条駅で人身事故が発生し、いつになると動けるかわからないとのアナウンス。
やばいと思い、下におりて駅員に状況を尋ねる。
人身事故がおこったばかりで、今後が見通せないとのこと。
最終なので、運転取りやめにはならないのではないかとのことだったが、
それも駅員の希望的観測に過ぎない。
とりあえず、妻に電話しようと携帯をとりだすも、電池切れ・・。
最近見かけない公衆電話をさがした。なんとか発見。
しかし、10円玉が2枚しかない。
100円玉はおつりが出ないので、この20円でいつ帰れるかわからないことだけを告げようと電話をかけた。
そうすると、妻が心配して迎えに行こうかと話し出した。
そんな時間ないよと言っていたら、電話が切れた。
しょうがないからいくらか逡巡しながら、ジュースを買って10円玉をつくろうとしたが、
こういうときにかぎっておつりに50円玉が入っている。
10円玉は30円しかない。
それでも、電話をかけたのだが、また途中で電話が切れるハメに・・。
違う販売機で、おなじことをもう一度繰り返し結局、30円しか得られなかったがなんとか話し終えた。
はらをくくって福山まで帰るつもりになり、回数券の払い戻し請求したが受け入れられない。
もう一度使えるようには出来るとのことだった。
しかし、財布の中はあと400円。
福山までの570円の切符を買う余裕はもはやなくなっていた。
やむえず、鴨方までの回数券を400円損して福山までに使った。
これを不運と言うべきか、せこさが招いた自業自得というべきかわからない。
妻には迷惑をかけるし、お金は損するし、なんかとんでもない1日だった。
やっぱり、「不運」だったのだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿