今年こそはと期待されていた、村上春樹氏のノーベル賞。
ヨーロッパでもブックメーカーの掛け率では、
今年もっともノーベル文学賞に近い人物になっていた。
もっとも、2位は受賞した、莫言氏だったというから、
「最終リストに残る5人はすべて受賞に値する」という、
スウェーデンアカデミー事務局長の言葉を借りれば、
まあ、なにもいえないところだ。
日本人としては、3人目の日本人作家のノーベル賞受賞を期待してしまうところだが、
なかなかむずかしいのだろう。
それに、中国とは今、尖閣諸島の問題で、いさかいがあり、何も関係ないとは言え、
この時期に日本が中国に負けたみたいな局面はあまりうれしくない気はする。
おそらく、村上春樹は今後も候補に上がる可能性はある。
ただ、アジアの作家が2年連続というのは厳しいのではないかという、
素人的な発想はなくもない。
でもまあ、多分、
ファンの多くは、また来年って思っているだろう。
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