インフレ目標政策の定義としては、
「中央銀行が物価上昇率をある一定の範囲に収めることを宣言し、コミットすること。人々の期待インフレへのはたらきかけを狙っている。」
と、ある。
14日、日銀の白川総裁は金融政策決定会合にて、物価上昇率のめどを1%に定め、実質上のインフレターゲットに言及した。
もちろん、期限や責任を明確にしたものではなく、単なる決意表明に過ぎないという意見もある。
また、資金供給枠を10兆円増やしたというところから、
その実現性に期待を持たせるものでもある。
デフレの理由そのものはさまざまなとらえ方があるが、
現実にデフレになっているという事実は変わらない。
デフレが経済的によくないものであれば、それを克服するのは当然でもある。
実際、そういうインフレターゲットが実行できるとすれば、
これからの社会保障政策、また消費税などの税のありかたも、議論がしやすい。
デフレの状態ではいくら机上ではうまくいっても、実際はそうならないということが起こりやすい。
さまざまな意味で、デフレより安定したインフレでなくてはならない。
でも、社会主義でもあるまいに、そんなことがうまくいくのか?
まあ、いざというときには一致団結する日本人。
震災で見せた絆の太さをこういうときに発揮させたいものである。
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