2012年12月27日木曜日

お友だちじゃあないよ。

26日に開かれた特別国会にて、安倍晋三が第96代の内閣総理大臣に決まった。

安倍氏はこの内閣を「危機突破内閣」と呼び、
前回の「お友だち内閣」の汚名を返上しそうではある。

とは言うものの、「創生日本」からの入閣は9名。
意見を同じくする議員をお友だちとするなら、前回よりお友だち度が高いという批評もある。

でもまあ、政敵、石原伸晃氏や林正芳氏、元総裁の麻生太郎氏や谷垣禎一氏など、
お友だちと呼ぶよりは・・という人たちにもかなり存在感がある。

危機的な財政状況に終止符が打てるのか、そして強い日本が取り戻せるのか。
これからがほんとうの勝負ではある。

この時期外野も大きな動きがあった。

ひとつは民主党の代表選。
だれも火中の栗を拾わないか、という中での海江田代表。

嘉田さんと小沢さんが袂を分かち、分党へ。
まさに成田離婚である。

選挙のために結びついたわけだから、
選挙で負ければそういうこともあるのかな、とも思う。

なににしてもとりあえずは、円安、株高。

このまま続くとも思えないが、安倍さんにはなんとかがんばって欲しいものだ。

2012年12月22日土曜日

冬至

12月21日は冬至だった。
1年で昼の長さがもっとも短い日である。

古代エジプトの昔から1年の始まりをこの日にしたにちがいない。

新年というのは本当は今日からだろう。
太陽暦という限りにおいて。

だから、1月1日も、クリスマスもこの日の近くにある。

だってだれもキリストの誕生日を知っているわけはなかろうし、
生まれた年さえ間違えていたという話だから。

それに1年の最初を決めたところで、
1日は自転、1年は公転で決めたのでは、ピッタリ365日になんてなるわけない。

いくらうるう年を作っても。

そりゃあ、長い年月の間にはずれも生じようというもの。

そのため、冬至と新年がずれているのではないか?

そりゃあちがうだろうな。

まあ、どっちにしても、本当はこの冬至が1年のはじまりであり、終わりであったと思う。

そういえばマヤ暦で地球滅亡といわれたのが今年のこの日だし。

閑話休題。

ゆっくりゆずぶろにつかり、かぼちゃを食べる。
それはまあ、極楽極楽。

極楽って、天国と一緒で死んでから行くところ?

2012年12月20日木曜日

韓国は初の女性大統領

アメリカがオバマ大統領、日本が多分安倍首相、韓国は朴大統領。
ああ、中国の習近平国家主席もいる。

と、このところ、関係各国のトップが新しく決まっている。

オバマさんは再選だが、他は新しくその地位についている。

今年はやはり大きな変化の年なのだろう。

安倍次期総理が動き出してからすぐ、韓国の大統領選があったので、
韓国のことは気になる。

北朝鮮のミサイルもこの大統領選を狙い撃ちしたものなのだろうか。

韓国の大統領は、初の女性大統領。
しかも、昔大統領だった、朴正熙氏(在位1963~79)の娘である。

バリバリの保守ともいえる。
反日とも聞く。

さて隣人との関係は今後どうなっていくのか、ちょっと不安でもある。



2012年12月19日水曜日

政権再交代の裏側

政権交代はよかったという問いに対して、57%の人がよかったと考えている。
朝日新聞の世論調査ではこのような結果が出ている。

しかし、自民党にとってその政策を実現することが使命なのだろうか。

おなじ世論調査では次のような結果が出ている。

自民党が大勝した理由に関する質問である。

なんと「自民党の政策が支持された」は、わずか7%。

これもなんとで、8割超の81%の人が「民主党政権に失望した」を選んでいた。

これでまた逆の失政を続ければ、完全に政治は国民の関心から離れてしまいはしないか。
そんな危惧さえ抱かされる。

国民もまた国民である。

これも朝日新聞の受け売りであるが、
民主党政権下においても、国民一人当たりのGDPは、
欧米諸国に比べると高い伸びを示していた。

それが対外政策のために、実際に国民に届かなかっただけではないか。
もう少し考えなければならない要素はあるのではないか。

よいところに関する評価。

それを受け継いでいかないと、人も組織も前には進まない。

問題点ばかりがクローズアップされているが、
何が問題で何がよかったのか、国民にはもっともっと深い読みが必要だと思う。

2012年12月18日火曜日

選挙の無効

1票の格差が、2.42倍。

違憲状態が続く中での強行選挙だったのは確か。

3党合意で0増5減が決まっていたわけだから、努力のあとは残したので、
これで大丈夫だろうという判断からだ。

だから、たぶん、無効ということにはならないと思う。

なにしろ、最高裁判決としては、自衛隊ですら「違憲」という判断は下されていない中、
1票の格差に関しては、すでに違憲判決が下されたこともある。

ただ、選挙それ自体は無効となっていない。

衆議院の現状が違憲状態であることは確かだが、
0増5減案が可決されている中での、違憲状態選挙だから、大丈夫なのだろう。

あっ、これはさっき書いた。

で、前回2.30倍より格差が広がっているわけだから、
有権者が提訴しているわけだ。

でもまあ、無効にはならないだろうな。

2012年12月17日月曜日

自民圧勝、民主大敗

小選挙区の影響だろう。
前回とは結果がこうも正反対になるとは。

しかし、小選挙区は2大政党制に収斂するといわれる。
このあと、第3極とかが第2党になり、民主党が消えていくのだろうか?

そのあたりの成り行きは、今後を見るほかはない。

それにしても、自公で325議席。
特別多数決の3分の2を超える議席である。

つまり、参議院を無視できる議席だ。
まだまだねじれが続くだけに、衆議院での再可決ができる議席を確保したのは大きいと思う。

っていうか、維新を含めても参議院は過半数を超えられない。

重要な法案は参議院を無視するしかなくなるだろう。

そうなると参議院の意味そのものを問われかねないが・・。

同時選挙の東京都知事は石原後継の猪瀬氏。
為替は円安にふれ、株価は上昇中である。

これは安倍政治への期待感もある。
現実が伴わなければ、反動もあるだろう。

これからが問われることになる。

新年はどんな年になるのだろうか。





2012年12月14日金曜日

自公で300

朝日新聞の世論調査では、自公で300議席をうかがう勢いであるとか。

そういえば、会社のフリーダイアルに世論調査がかかってきた。

たまたま電話にでたのだが、選挙区が違う場合は切ってもいいという音声だったので、
選挙にいくかいかないかに関しては、「いく」。
その次の質問は広島の選挙区じゃないとダメみたいだったので、切った。

まあ、もっと前に切っておくべきだったような気もするが。

世論調査ってこんなふうにするんだな、って思った。

全部録音の音声で、番号をプッシュする仕組みだった。

もちろん、朝日新聞の世論調査ではなかった。

もっとも、どこだったかは忘れたけれど。

はてさて、本日の朝日新聞の1面トップはこの世論調査の記事。

自公で300議席を伺うとか。

自民だけでも過半数である240は十分超えそうである。

自公の枠組みはくずされないと思うが、太陽と合流した維新には、
自民党と組もうとする人もいよう。

少なくとも石原さんは自民党よりだが、公明党は嫌いなはず。
安倍さんが総裁になる前は、橋下さんとも仲良かったはず。

でも、自民が公明を切って維新と組むなんてことはないだろうな。
少なくともすぐには・・。

それにしても浮かばれないのは、
「近いうち」の約束を守った民主党と「未来」へ合流した「生活」。

結局、政権交代は失敗だったということか。

それもまあ、単純すぎる気はするが。

国民は待ってくれない。

さてさて、実際の審判はどうなるか。



2012年12月13日木曜日

今年の世相漢字は「金」。

2000年シドニーオリンピックと同じだ。

でも金メダルラッシュに沸いたシドニーに比べ、「金」の数は少なかったように記憶する。

「銀」や「銅」が多かったためだ。

ただ、今年はそれを補って余りある「金」があるようだ。

たとえば「金環日食」、山中教授のノーベル賞。スカイツリーも「金字塔」だという。

なるほど、といえば言えなくもない。

朝日新聞の天声人語では、北朝鮮の指導者も「金」ではないか。
拉致、ミサイルなどの問題に絡めて述べられていた。

わたしは「カネ」ともよめるなあ、と思っている。

確かに、広く国家的にデフレ下での「カネ」でもあるが、
個人的な状況の中での「カネ」がどうしても連想されてしまう、今日この頃である。


2012年12月12日水曜日

公立中高一貫中学人気

ベネッセの調査によれば、
公立中高一貫校への人気が一段と高まっている。

07年調査では、受験する中学生のうち、20.8%が公立中高一貫校を第一志望としていたのが、
12年の調査では、34.7%に増加している。

私立中は72.1%だったのが、59.1%に減少している。
ここ5年で、私立よりも公立と考える人が増加していることは確かである。

背景はというとやはり「不況」だろう。
私立は金がかかるからね。

国立大附属ほど難しくなく、生徒の質もよい公立中高一貫校を選ぶ気持ちは理解できる。

普通の公立中は荒れているところも多く、いじめが横行しているとも聞く。

それのないあるいは少ない公立中高一貫校への流れというのは、
どうしてもあるのだろう。

それに高校受験もないし。

ただ、公立の普通の中学校をもっとよくしなければ、
問題の解決につながらないような気もするが。

2012年12月11日火曜日

敦賀原発

10日、原子力規制委員会の評価会合が開かれ、
敦賀原発の直下に「活断層がある可能性が高い」との判断が下された。

これにより、敦賀原発1号機、2号機の再稼動が困難になっただけでなく、
廃炉ということになれば、日本原電の経営それ自体が破綻する可能性もある。

ということになれば、原発城下町といわれる、敦賀市そのものの運営にも影響があるだろう。
第2の夕張だとか言われる始末である。

原子力も石炭と同じ運命をたどるかもしれない。

それにしても選挙まで1週間を切ったこの日、
性急に結論を出す必要があったのだろうか。

それもよくわからない。

脱原発を言う政党は勢いづき、
そうでない政党、特に自民党は敦賀原発建設を容認したわけだから、
「沈黙」を守らざるを得ない。

政治的な力が働いた?
ちょっとかんぐりたくもなる時期の結論のようにも思える。

ただ現段階では法的に廃炉は無理だし、
すでに作られたものに対する規制がどのようにおこなわれるかは未定とも言われている。

影響の大きい判断である。


2012年12月10日月曜日

浅田、高橋、にっぽんアベック優勝!

来年オリンピックが開かれるロシアのソチで開かれている、
GPファイナルにて、日本の高橋と浅田が男女それぞれ優勝した。

快挙といっていいだろう。

男子はGPに残った6人のうち4人が日本人。

確率的にはこれで優勝なしはないだろう・・と思えなくはないが、
パトリックチャンは現在2連覇中の強豪。

ただ、高橋がすべる前に、これを羽生が超えていたので、
高橋が失敗しても優勝は日本人ということになっていたので、
見る側は非常に安心感があった。

4回転を2回というのはだれもうまく行かなかったようだが、
4回転したあとにこけた高橋に分があったのかもしれない。

高橋本人には満足感はなかったようだった。

浅田の方はどうなんだろう?
無難にまとめた感があった。

リアルタイムで見てないのでなんともいえないが、
キムヨナのいない状態では、まだ浅田なんだろうなとは思う。

キムヨナが再出発をしているらしい。
ソチのオリンピックでの対決が楽しみである。

2012年12月7日金曜日

広島、初戦突破

クラブチームの世界一を決めるクラブワールドカップが横浜国際競技上で開幕。

日本代表のサンフレッチェ広島は、初戦でオークランドを1-0でくだした。

広島は今年のUJリーグの覇者。

なんだかんだといってりっぱんもんだ。

仙台と優勝を争ったのは、牡蠣の生産のようで、なんとなく「復興」を想いださせる。

それなら仙台が優勝した方がよりそぐっていたのだろうが。

そのあたりが「広島」なのかいなとも思う。

そういえば、有吉弘行が広島のキャッチコピーを考えて物議を呼んだものとして、
「おしい、広島」というのがあるが、(現在は実際に使われている)
なんとなくそんな感じがする。

ここ仙台が優勝する場面だろう、その方がドラマになるじゃないか。
復興を支援できるではないか、
そういった空気を読まずに(あたりまえだが)、
優勝するところなんか、なんか「おしい広島」って感じもする。

2位ばかりが「おしい」というわけではない。

そういえば、昔、「夜寿司」というすし屋がテレビコマーシャルで、
「岡山で2番目においしいと評判の・・」というキャッチコピーだった。

これはこれで岡山県民の謙虚さを表すものだといわれていた。

それに比べると「おしい」はあまり謙虚ではないようだ。

「調子に乗るな!」的な意味合いもある。

はてさて、自民党。あまり調子に乗るものではない。
と世論調査を見た安倍さんが檄を飛ばしていた。

なんとも支離滅裂な文章になってしまったことよのお。

2012年12月6日木曜日

自民党、過半数超の勢い

政権交代の結果が出ているのかもしれない。
でもまあもう少し時間をあげてもよいような気はするが。

朝日新聞の世論調査では、自民党が単独過半数を超す勢いであることがわかった。
一方の民主党は惨敗で100議席を割り込む公算が大きい。

第3極では、日本維新の会は50議席ぐらい。日本未来の党は10議席に満たない。

もちろん、世論調査であり選挙結果ではないから、これからどうかわるかわからない。
自身の投票行動は、世論調査に関係なくおこなわれるべきだとも思う。

でも、他人のことが気になるのが、日本人の気質。
世論調査が気にならないわけはないし、選挙は「数」の論理であり、
全くの個人的な意見は反映されない。

で、この結果どう見る?

やはり原発が争点化していて、原発維持の方に風が吹いていると見るべきではないのか。
そんなふうに見えるのだが。

民主党と未来の党の分が悪そうだからだ、といえば言えなくもない。

未来の党と言っても旧民主党小沢派が中心だから、
やっぱり、政権交代の結果に国民がNoを突きつけようとしている、と見るべきなんだろう。

原発はたまたまその二つの政党の政策が共通していただけということか。
民主党はかなり後退しているけれど。

それにしても「原発」も「TTP」もあんまりあわてない方がいいと思うのだけれど。

私は保守派なんだろうか。

2012年12月5日水曜日

清水宏保

長野オリンピックの金メダリスト、清水宏保。

今度は政界に進出。

そういえば、昔、橋本聖子が政界に進出したよな。
橋本聖子は自転車競技にも出たような気がする。

使う筋肉が同じあるいは近いんでそれはわかるが、政治は関係ないように思うが・・。

今度の選挙で清水が出馬。
もっとも、立候補を表明したばかり。

けれども、北海道1区では多くの有権者から握手を求められたとか。

松山千春が応援しているあの新党大地からの出馬。
鈴木宗男のイメージがあまりよくないので、どうかなあと思うのだが、
10選の横路氏に臨む。

それこそ北海道を代表する政治家ではないか、とも思うのだが、
相手にとって不足はないといったところか。

民主党があまりに向かい風なので、
これはおもしろい戦いになるかもしれないとも思う。

そのへんは選挙民ではないので、
対岸の火事ではないが、純粋に結果だけを楽しめる。

スポーツで有名になって政治で活躍するのも
なんかずるい気はするが、それも民主主義かなと考えている。

2012年12月4日火曜日

ワイルドだろぉ

今年の流行語大賞に、すぎちゃんの「ワイルドだろぉ」が決まった。
個人的には、野田総理の「近いうちに」がよかったんだが・・。

まあ、それはそこ流行語なのでなんらかの偏りはあるだろう。
自分の方が偏っているのだとも思うのだが。

「現代用語の基礎知識」を編んでいる、
生涯学習のユーキャンが「新語流行語大賞」として定めている。

今年の漢字、サラリーマン川柳、創作四字熟語、現代学生百人一首とならんで、
現代の世相を繁栄したものだと言われている。

2001年から歴代のものを拾ってみると、
2001年 米百俵
2002年 タマちゃん
2003年 マニフェスト
2004年 ちょー気持ちいい!
2005年 小泉劇場
2006年 イナバウアー
2007年 どげんかせんといかん
2009年 政権交代
2010年 ゲゲゲの~
2011年 なでしこジャパン
2012年 ワイルドだろぉ

こうしてみるとオリンピックものや政治ものが多い。
流行語なんで一部の人だけのものではないからだろうね。

タマちゃんとか芸人の流行らせた言葉なんかは逆に目を引く感じがする。

すぎちゃんにしてみれば「けがの功名」かな。 

2012年12月3日月曜日

福岡国際マラソン

実業団対異色ランナーで注目を集めた今年の福岡国際マラソン。

結果としては、旭化成の堀端宏行選手が2位で日本人第1位となり、
実業団の勝ちといったところか。

異色ランナーは
プロランナーの藤原新選手が4位、公務員ランナーの川内優輝選手が6位とふるわなかった。

優勝はケニアのギタウで2時間6分58秒だった。

7年連続で外国人が優勝しているため、日本人の活躍が期待されたのだが、
結果としては外国人の優勝記録を伸ばしただけだった。

異色ランナーもマスコミに登場する回数が増えて注目されると、
だんだん異色でなくなるのかもしれない。

スポーツ選手はやはり記録を残さないと、忘れられていく。
そこが単なる芸能人は違うところだ。

それは本人たちが一番知っているところだろうし、
あえていえばこだわりは記録の方にあるはず。

人々に勇気を与える走りを期待する。