2012年7月31日火曜日

くつがえる判定

7月29日、男子66キロ級柔道海老沼匡選手とソウ凖好(韓国)選手の試合で
両者ポイントをとらないまま、判定に持ち込まれた際、
主審副審の3人が3人ともソウ選手に旗をあげた。

そこにジュリーと呼ばれる陪審員が出てきて、なにやら指摘。
再度判定を取り直すと今度は、3人とも海老沼選手に旗をあげた。

このジュリー。一体、何者?と思わずにはいられない。

柔道では国際大会で勝者と敗者を間違うケースが多く発生したため、
1994年からジュリー制度が取り入れられた。

2006年のビデオ判定導入から、口を出すケースが増えたと言う。
まあ、ビデオ判定が入るとそういうことになるのかなあ、と思わないではない。

それにしても、3人の審判がソウ選手に旗をあげたときの篠原監督の唖然とした表情はなかった。

篠原監督が現役のとき、オリンピックで審判の判定に泣いたのは、記憶に残っている。
そういう意味では、これは正しい流れなのかもしれない。

そしてまた、体操男子団体において、内村選手の演技に対する判定が覆った。
結果、日本は4位から2位に浮上。銀メダルを獲得することになる。

審判が絶対でなくなると、ルールが成り立たなくなるのではないか。
しかし、ビデオが取り入れられることでより正しい判定がなされることは、
正々堂々プレイする選手にとってもよいことだと思う。

ルールは時代とともに変わっていいのだとも思う。

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