日本人口減少が過去最大を記録した。
この1年間での人口減少が約25万9千人。
比較できる統計の存在する1950年以降、過去最大の人口減少である。
とはいえ、総人口1億2780万人からすると、約0.2%の減少に過ぎない。
いわば「横ばい」である。
実際、前年の2010年は増加していたのだから。
最近の動きを細かく見ると、05年に戦後初の減少を記録した後、
06~08年はいったん増加に転じてた。
そして、09年に減少、上述のように10年には増加している。
やっぱり、今後はともかく、現時点では「横ばい」である。
それはさておき、問題なのは少子高齢化がすすんだ人口構造。
経済的にも政治的にも国内に大きな波紋を投げかけている。
年金などの社会保障制度がその典型例。
税と社会保障の一体改革でもめている現在の政治状況はそれと直接関係がある。
それに、少なくとも経済成長は生産年齢人口と深い関係があるはずだ。
デフレとも関連付ける人がいる。
「団塊の世代」が政治や文化に与える影響は極めて大きい。
人口の総数より人口構造に目を向けなければならない。
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