あかりをつけましょ、ぼんぼりに・・というあの「ひなまつり」・・。
「うれしいひなまつり」だっけ。
記憶があいまいでいかんなあ。
まあ、どちらにしても歌詞と作者は確かだ。
サトウハチローさん。
きょう(3月3日)の朝刊の付録みたいな新聞にサトウハチローさんのこの歌のことが載っていた。
載っていたはいいのだけれど、あまりよくは書かれていなかった。
もちろんここまで知られたわけだから、すばらしい歌(詩)であることには間違いないのだが、
作者のサトウハチローさんは捨てたいくらい嫌っていたのだという。
この詩の作者であることを嫌がるくらい。
何がどう問題なのかというと、
新聞にはまず、歌詞の「お内裏様」とか「左大臣だか右大臣」だかのところなんだって。
お内裏様はお鄙とめ鄙がいてお内裏様は男の方のお雛様を指すわけではないとのこと。
もっともお雛様だって女のほうを指すわけではないのだから。
お内裏様とお雛様が二人並ぶわけないでしょう・・。
という言葉の問題。
もうひとつが詩情を大切にするサトウハチローが
情景を書いただけで詩情を全く含まないこの作品を嫌ったとも。
物語などもそうなんだけれど、知れたってしまえば、
作者の意図などどうでもよくなるのが、芸術作品のおもしろいところ。
そういう意味でも芸術家にとってその作品は、子供みたいなものなんだろうなと思う。
芸術家ではないけれど。
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