元来、「日本人は水と安全はただだと思っている。」ということが言われてきた。
確かに世界全体から見ると降水量も豊富で、森林がその豊かな水を保存してくれている。
その気候のおかげであろう。
一方、安全の方は、島国であることからか、海外からせめられにくい。
そのうえ、単一民族でお互いを信用しているからだろう。
文化には地理に基づく歴史が大きく関わってくる。
この二つの「ただ」のうちの水だが、上水道が整備され、ただとは言えなくなった。
けれども、喫茶店やレストランに行けば水はただで出てくる。
おいしい水やミネラルをーターを除けば、ただ同然ということだろう。
水道水は美味しくないからと言って、お茶にしたところで、やっぱりただだ。
これをおいしくして100円取ろう、なんて考えた伊藤園は、
裸足の原住民に靴の大切さを洗脳して、靴を買わせた営業マンみたいなところがある。
世の中に意識を変える、文化を変える、なんていうことほど難しいことはない。
一方で、物理的な力が必要ないという意味では、こんなに簡単そうなこともないのかもしれないが。
この簡単そうに見えて実は難しいことをやり遂げた伊藤園が、今度は500円。
高級茶葉とか使えば、そんなことにもなるのかなあ、と思わなくはないが、おいしくないと・・。
ペットボトルだぞ。
千利休のお茶でも、ペットボトルに入れてしまうと、500円ではうれないだろう・・と思うのだが。
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