ジャンプ団体は世界選手権8連覇中のオーストラリアがドイツに敗れる波乱があり、
金メダルはドイツ、銀メダルがオーストリア、そして銅メダルが日本となった。
2回目の3人目を終えた段階で、
2位オーストリアに20ポイント、4位のノルウェイに15ポイント差がついており、
4人目の葛西の結果にかかわらず、おそらく3位になるだろうという位置だった。
そういう中でも葛西はどうどうとしたジャンプで134メートルという距離を飛んで見せた。
まさに王者の貫禄であった。
1回目に竹内が失敗した。
じゃあ、それが順位に影響したかと言えば、そうではなさそうだった。
実力としてこのあたりの順位、という印象だった。
それが2位、4位とのポイント差につながったのだと思う。
この競技としては、長野以来の16年ぶりのメダル。
長野のとき団体メンバーから外れた葛西としてはよろこびもひとしおなのだろう。
個人では見せなかった涙も見えた。
涙といえば、伊藤大貴もそうだった。
痛みをこらえみんなのためにと魅せた大ジャンプ。
団体とは言え、ひとりひとりにドラマがあった。
話はそれるが、フィギュアの団体のように、女子も入れて欲しかった。
高梨にも活躍の場をもう一度与えてほしかった。
そして金色のメダルを・・
ふっとそんなことを思った。
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