三権分立の力関係の中で、国会が裁判所に対して発揮できる力として、「弾劾裁判」がある。
裁判所の裁判官を罷免する裁判である。
今回の弾劾裁判で罷免が決まれば、
記憶によれば、過去7番目の弾劾裁判による罷免である。
今回はスカートの中を携帯電話で盗撮したというもの。
前回はストーカーだった。
裁判官も落ちたねえ、そんな呟きが聞こえてきそうだが、裁判官も人間だ。
そんな裁判官もいるだろうし、罷免できるシステムは必要だろう。
司法権は独立しているといっても。
裁判官をやめさせるもうひとつの方法として、
最高裁判所裁判官の国民審査があるが、こちらの方は全く機能しているとは思えない。
ときどき新聞の全面広告などで衆議院の総選挙の時に、
この裁判官はこの裁判で、こういう意見だったぞっていうのがでることはあるが、
基本的にだれがだれだかさっぱりわからない。
だから、多くの人は何も書かずに投票するわけだが、
何も書かずに投票する人が過半数を達すれば、当然その裁判官は信任されたことになる。
実際には×が過半数をに達すれば、罷免ということなんだろうけれど。
実際、この国民審査で罷免された裁判官はいない。
結局、このシステムが機能していないということではないだろうか。
国民が裁判にかかわると言う意味では、
裁判員裁判制度のほうが、より意味があると思う。
批判も多いが、この視点からすればよいシステムであろう。
結局、国民審査の話になってしまったが、それはそれで許して欲しい。
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