息子の夏休みの宿題に読書感想文がある。
昔も今も似たような宿題なんだなあと思う。
それはそれとして、読書感想文のコツは、個人の経験が重要だ。
そういう意味では作文と同じだと思う。
個人の感情や経験が1冊の本によって引き出される。
そして、その「個人の感情や経験」を書いたものが読書感想文である。
そう、私は思っている。
そういえば、昨日、ラジオ番組で「学問のススメ」というのを聞いた。
谷川俊太郎さんと編集者の山田かおる(字がわからない)さんへの
インタビュー番組だったのだが、その中で、
山田さんは、「詩は全く個人のもの」
また、谷川俊太郎さんは「どんなに売れても、
詩はあくまで、1対1のもの」というような言い方をされていた。
それは、物語でも同じで、
「本」というのは、結局、1対1あるいは、個人のものに過ぎないのだと思う。
あくまで、詩や物語というものは、
個人の感情や経験を引き出す「媒体」に過ぎないのだろう。
息子の読書感想文の話を聞いてそんな風に思った朝である。
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