2010年8月2日月曜日

8月2日(月)晴れ 読書感想文

息子の夏休みの宿題に読書感想文がある。

昔も今も似たような宿題なんだなあと思う。

それはそれとして、読書感想文のコツは、個人の経験が重要だ。

そういう意味では作文と同じだと思う。

個人の感情や経験が1冊の本によって引き出される。

そして、その「個人の感情や経験」を書いたものが読書感想文である。

そう、私は思っている。

そういえば、昨日、ラジオ番組で「学問のススメ」というのを聞いた。

谷川俊太郎さんと編集者の山田かおる(字がわからない)さんへの
インタビュー番組だったのだが、その中で、

山田さんは、「詩は全く個人のもの」
また、谷川俊太郎さんは「どんなに売れても、
詩はあくまで、1対1のもの」というような言い方をされていた。

それは、物語でも同じで、
「本」というのは、結局、1対1あるいは、個人のものに過ぎないのだと思う。

あくまで、詩や物語というものは、
個人の感情や経験を引き出す「媒体」に過ぎないのだろう。

息子の読書感想文の話を聞いてそんな風に思った朝である。

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