8月30日の衆議院総選挙の際に、最高裁判所裁判官の国民審査が行われる。
憲法にのっとったシステムで、問題はない。
というより、三権分立にとってとても重要なシステムである。
もとより、立法、行政、司法の三権は、国民にその権力が由来しているわけだから、
立法府である国会には「選挙」、行政府である内閣には「世論」
そして、司法の府である裁判所にはこの「国民審査」があるわけだ。
国民がこの三権をコントロールしているわけである。
しかし、この国民審査だけは、機能しているようには思えない。
この制度ができてから、国民審査でクビになった裁判官はいないはず。
実際、名前を聞いたこともない裁判官に×をつけて、投票なんてできない。
結局、何も書かずに投票することになるわけだ。
国民が裁判所をコントロールするためなら、裁判員度の方がまだましな気はする。
裁判員制度はそのためのものではないが、そういう意味もあるのかなとふと思う。
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