違憲状態にあるとされる衆議院の小選挙区。
岡山、広島では昨年末の総選挙で無効判決すら出る始末。
とにかくはやいところ、0増5減案をまとめなければならなかった。
衆議院で可決されたのち、参議院でみなし否決。
みなし否決というのは、
「参議院であんまり長いことごたごたやっていると否決とみなして、衆議院で再議決が出来る。」
ということだ。
実際には60日。
つまり、2か月たっても参議院で結論が出ない時は、
もう一度衆議院に持ち帰って、3分の2以上の賛成を得れば、参議院は無視できるということだ。
いわゆる、衆議院の優越と密接に絡んでいる規定である。
衆議院での再可決は4年ぶり。
4年前とは、麻生内閣の折、国民年金法改正案が提出されたときである。
ちなみに、5減の選挙区は、
福井、山梨、徳島、高知、佐賀の5県である。
また、17都県、42選挙区で区割りが変わる。
この結果、1票の重みの最も重い鳥取2区は東京16区に比べて、1.998倍。
その差が2倍を超える選挙区はなくなった。
ただ1.998倍。
あまりにも2倍に近い。
実際、すでに2倍を超えている選挙区もあるという。
抜本的な改悪へコマを進めてもらいたい。
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