65歳以上人口の割合が4人にひとりとなり、
年金制度など社会保障問題がさまざまに取りざたされている折、
(年齢的に)反対側の問題である少子化について原因と対策が提出された。
「少子化社会対策白書」の閣議決定である。
これによると、女性がひとり目の子供を産む年齢が30歳を超え、
「晩婚化」が進んでいることや、生涯結婚しないという「非婚化」が一因だという。
今年の統計によると、
男性初婚平均年齢が30.8歳、同女性が29.2歳で女性初産年齢が30.3歳。
白書が利用した統計よりもさらに晩婚化が進んでいる。
「非婚」による少子化はうなずける。
こどもを産まないのだから。
一方「晩婚」による「少子化」は必ずしもうなずけない。
子供を産まないわけではないのだから。
でもやはり、多くは産めなかったり、子供ができなかったりするのだろう。
そのあたりの説明も欲しかった。
それはもちろん、「非婚化」は社会的な対策が必要だが、
「晩婚化」は医学的な対策が必要かもしれないではないか。
「卵子の老化」などが言われているので。
それに対する対策はまた別のアプローチがあると思う。
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