2010年10月10日日曜日

10月10日(日)曇り ノーベル平和賞に柳暁波さん

中国政府当局に拘束されている、中国人人権活動家の柳暁波さんに
ノーベル平和賞が授与されることになった。

平和賞は、ノーベル賞の中でも毛色がちがっており、
他はスウェーデンなのに、これだけノルウェーだったように記憶している。

違っていたらごめんなさい。

それはさておき、
平和賞は、どこか未来志向な気がするのだ。

昨年のオバマさんにしたって、
大統領になったばかりで、これといった実績があったわけではない。

ベトナム政府に軟禁されているアウン・サン・スーチーさん。

中国政府と仲の悪いチベットのダライラマなど。

30年も前の発見が評価される自然科学分野に対して、
平和賞は、こういう世界を目指すと言う、ノーベル賞の主体性が妙に色濃い感じがするのだ。

もちろん、それが悪いわけではなく、むしろ、そうあってほしいと思う。

それだけに、客観性がとりわけ重要になる。

それは二律背反ではないのだろうか。
そういう点が心配でもある。

でも、だからこそ、
賞自体が世界の先頭を走っているような、そんな賞であり続けてもらいたい。

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