チリで落盤事故が起こったのが、2010年8月5日。
場所は南米チリ北部のコピアポ付近のサンホセ鉱山。
地下700メートルに閉じ込められた作業員たち33名全員が無事という奇跡にも恵まれている。
まさに不幸中の幸いというやつである。
10月9日に救出用の縦穴が貫通。明日にも救出に入ろうかという状態である。
落盤は彼らにとって、不運なことにちがいない。
しかし、全員無事で救出されたら、それはすごいことで、
何か自然の驚異に対する人間の勝利みたいなそんな気がしないか?
もちろん、そうではないのだが、何か希望を与えてくれる事故ではある。
だって、もともと落盤事故が起こること自体、人間の愚かさではないか。
結局、ミスを帳消しにしただけで、本来プラスになるものは何もないはずではないか。
事故がなければ、こんなことはおこらなかったはずだから。
つまり、マイナス10がマイナス1になっただけだと思う。
なのに、気持ち的にはプラス10くらいになったような気がするのは、
どうしてなのだろう?
事故が起こっても、全員無事だったことが大きいのかもしれないが・・。
たとえ人為的なものであっても、
人間にとって災い自体必要なことなのかもしれない。
それをどう乗り越えていくかが人間なのかもしれない。
神様は人間に乗り越えられない試練を与えないというから。
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