安倍総理が今年の参議院選の目標について語った。
定数242のうち、改憲勢力で3分の2である。
はっきりとそこに目標を打ち出したということは、
「改憲」をする内閣でそこを争点としたい、ということだろう。
表現が適切かどうかはわからないが、安倍総理がその本性を表した、ということである。
現在の民主主義では、「決める」のは多「数」である。
「数」はつまり「議員の数」を意味する。
もちろん、その前に「票の数」ではあるのだが。
ただ、「決める」には、「議員の数」が絶対的に必要で、極論すれば、それが全てである。
だから、安倍総理の参議院選の目標は極めてわかりやすい。
一昨年末の理由不明の衆議院解散と比べるわけではないが、何を争点にするかがわかりやすいのである。
参議院の定数は242。これに対して、自公で162を取るのは難しいが、
おおさか維新や日本のこころを大切にする党など改憲勢力を加えると、なんとかなると言う算段だ。
具体的には非改選は自公で76、改選59。計135。あと27議席が必要である。
非改選で大阪維新が5、日本のこころが3 持っているため、あと19。
改選でそれぞれ2と1の計3。残りは16。
このくらいなら、不可能と言える数字ではないだろう。
自公とおおさか、こころで協力すればいけるのではないだろうか。
「改憲」が正しいかどうかは別として、安倍総理のはっきりとした目標は好感が持たれる。
野党の方は「安保法」という共通の敵を持ちながら、なぜ、協力できないのか。
だから野党なんだろうけれども、
与党にとってもう少し脅威を与えられる勢力であってほしい。
「やる気」がないのか、そんなふうにさえ思ってしまうのは私だけではないだろう。
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