2014年3月7日金曜日

最高裁判所長官の指名

三権分立のところで出てきたのだが、
最高裁判所のトップである最高裁判所の長官を指名する権限は内閣にある。

内閣のトップである内閣総理大臣の指名は国会の権限である。

もちろん、これらの権限に対抗して、裁判所には国会が作った法律が憲法に違反しないか、
違反していればそれを無効化する権限が、
また、内閣に対しては内閣がつくったあるいはおこなった命令、規則、行政処分などにたいして、
憲法違反がないか調べて、憲法違反があれば無効化できる権限が与えられている。

三権がお互いに抑制しあう権限がこれである。

定年間近(定年は70歳)の竹崎博允長官が健康上の理由で辞任。
後任として寺田逸郎氏が内定している。

最高裁判所長官は大学教授がなったり、弁護士や検察官がなったりしてるらしいけれど、
最近はずっと最高裁判所裁判官がなっているらしい。

内閣に強大な権限があるが、内閣の意向に沿う長官を指名するということでもないらしい。

実際には退官する長官が後任を選び、内閣ではその人を指名するのが慣習であるということだ。

実際、長官は自分の意見を通すことが大切なのではなく、裁判官の意見をまとめるのが大切であるらしい。

このへん、「らしい」が多く、あいまいだが、読んだだけの知識なのでこんな風になってしまう。

ちなみに、竹崎元長官は裁判員裁判制度の導入時の長官で、寺田次期長官は親子二代での就任だと聞く。

総理大臣の名前は知っていても最高裁長官の名前は普通知らない。

こういうときくらいは覚えておこう。

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