昨日、鳩山総理が辞任した。
小沢幹事長も辞任するらしい。
政権をとって、8か月。まだ、政治はこの先どうなるかわからない。
国民レベルの政治家しか現れない、とよく言うが、国民のレベルがこのくらいなのだろう。
顔をすげかえることしか、変えることができない政治。
政権交代しても、本質的な何かが変わったわけではない。
結局、国民のレベルが変わっていないからなんだろう。
「古い体質」とか言われるが、国民自体が「古い体質」なのではないか、
そんな風に思えるのだが。
高度成長期に「利益誘導型」の政治がもてはやされた。
今の国民はそのときに作られた「利益享受型」の国民に支配されているのではないか。
そのいい例が「徳之島」だ。
もちろん、米軍を歓迎するひとはいない。
それは、地元の意志として理解できる。
だが、それは沖縄の負担を軽減するためのものではないのか。
自分のところにきては困るものが、なぜ沖縄にあっていいのか。
日米安全保障条約に対しても、反対する気はあるのか。
スイスのように日本に徴兵令を敷いてもいいのか。
もちろん、そこには論理の飛躍があるかもしれないが、
考えが何か表面的すぎないか。
もちろん、地元に米軍基地が来るとなれば、自分自身だって反対するに決まっている。
もしかしたら、先頭に立って反対するかもしれないくらいだ。
でも、それを見た沖縄の人はどう思うだろう?
本土の人はエゴイスト。
沖縄は、日本じゃないのかと思うのではないか。
実際、
新聞記事に載っていたある沖縄の人の言葉
「鳩山総理はよくやっていると思う。でも、本土の人たちにはがっかりだ。」
徳之島の反応は本土の人たちの普通の反応だと思う。
「沖縄」は日本だと思っていない。
この事実をもっと直視すべきだと思う。
それは、総理大臣を変えることで、変わるものではないだろう。
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