洗濯物を干しているベランダでよく煙草を吸う。
部屋の中で煙草が吸えないからではあるが、
遠くを眺めるのは目のためにもいいと思う。
遠くの山の緑が美しい。そういう季節なのである。
庭先の桜も終わり、青々とした葉が茂っている。
ツバメがえさを取って、軒下に戻ってくる。
ほんとうに季節もよくなった。
「さわやか」という形容詞が、ピッタリとくる。
こんなふうにして紫煙をくゆらせるのも、
ある種の幸せなのではないか、と感じる時もある。
今まで、何回こうやって煙草を吸っただろう。
これから何回こうやって煙草を吸うのだろう。
ばたばたと流れる時を、少しの間止めてしまおう。
自分を取り戻すために・・・
幸せを感じるために・・・
何を言っているのだ!
禁煙する、少なくとも減煙する予定ではなかったのか? ああ!!!
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